「周りの人に比べて人間的に劣っているかも・・・」
「人間性ってそもそもなに?どうすれば人間性が高い人になるの?」
そう感じているあなたに向けて、今記事では「人間性が低い人・人間性が高い人の特徴」と、「人間性を高める具体的な10の方法」を紹介・解説していきます!
人間性が低い人の特徴8つ|自己中心的な傾向があるかも!?
人間性が低いと感じるあなたは、無意識に自己中心的な思考が身についてしまっているかもしれません。
これから紹介する8つの特徴を自分の性格や個性と比べ、自分を振り返ってみましょう!
マナーがなく、決められたルールが守れない
人間性が低い人の特徴の1つとして、マナーやルールを守らない事が挙げられます。
法律はもちろんのこと、職場や学校で決められているルールを守れない人は周りから不信感を持たれやすいです。
マナーに関する知識が乏しかったり、マナーを守ろうという姿勢がなかったりする人は周りから信頼を得にくい印象が残るでしょう。
感情のコントロールができない・感情の波が激しい
人間性が低い人は、すぐにカッとなって怒ったりずーんと気分が落ち込んだり、感情の波が激しい傾向があります。
もしもあなたの先輩・上司が些細なことで周りに怒鳴り散らかすようなひとだったらあなたはその人のことをどう思うでしょうか?
(あまり近寄りたくないな・・・)
(話しかけたくないな、話しかけづらいな・・・)
という印象を持つと思います。
感情のコントロールができない人は周りから「嫌な人」のレッテルを貼られる場合があるでしょう。
ナルシスト的な考えが異常に強い
自分に自信があったり、自分の容姿を気にしたりすることは決して悪いことではありません。
ただし周りに自分の意見を押し付けたり、意見を受け入れてもらえないと不満を全面にだすような度が過ぎているナルシストは、相手にいい印象を持たれづらいです。
周りの意見を受け入れられない人は、人間性が低い人と見られる場合があります。
生活習慣が整っていない
毎日同じ時間に寝る・起きるから食生活まで、基本的な生活習慣は整っていますか?
生活習慣が整っていないと感情のコントロールも難しくなり、普段の生活から勉強や仕事のパフォーマンスが落ちるんです。
睡眠不足によるパフォーマンスの低下が以下のように調査されています。
睡眠時間を削ってたくさん仕事をするほうが、早く成果が出ると思う人もいるだろう。それについては調査が実施されていて、完璧な結論が出ている。十分な睡眠をとらずにいると、何をするのも遅くなり、創造力が衰え、ストレスが増大し、仕事のパフォーマンスが下がる。
引用:DIAMOND online「睡眠不足がもたらすパフォーマンス低下の恐ろしい正体とは」
普段のパフォーマンスが安定していない人は周りからの信頼も得にくくなります。
そのため、生活習慣が「人間性が低い」と感じる間接的な原因になるのです。
教養がない
一言で教養がない人と言っても、どのレベルの知識が一般教養のラインか分かりづらい方も多いのではないでしょうか?
日本大百科全書(ニッポニカ)では、一般教養を以下のように説明しています。
特定の職業や専門の枠を超えて、広く人間として、また社会人としてもつべき知識や技能をさす。
引用:日本大百科全書(ニッポニカ)
教養がないと
「この人の考えてることがなんとなく浅いな〜」
と周りに悟られる原因になり、人間性が低い人の原因の1つとなります。
人徳がない
日本国語大辞典では、人徳を以下のように説明しています。
その人に備わっている徳。
引用:精選版 日本国語大辞典
一般的に徳とは道徳的精神のことを指します。
人徳がない人と聞いてあなたはどのような人を思い浮かべたでしょうか?
自分の利益のためだけに動く人、気遣いができない人、様々あると思います。
周りの国に比べて日本では人徳は人間性に直結する重要な要素です。
人望がない
日本国語大辞典では、人望を以下のように説明しています。
ある人に対して、世間の人が尊敬や信頼や期待の気持を寄せること。人々が慕い仰ぐこと
引用:精選版 日本国語大辞典
周りから尊敬されることがなく、信頼感がなく、期待されていない人は、人望がない人だと言えます。
例えば、
Aさん・仕事はすごく出来るが感謝や謝罪の言葉がすくなく、部下に対していつも冷たい上司
Bさん・仕事のスキルは部下よりも劣っている部分があるが、いつも感謝を伝え、素直に間違いを認める上司
仮にあなたが部下の立場だったら、「Aさんにはついていきたくないな…」「この人信頼できないな…」と感じる原因になるはずです。
反対にBさんのような上司は周りに人が集まる姿が想像できます。
特に他者からの信頼は人間性を図る上で重要な指標の1つです。
人格がない
デジタル大辞典での人格は以下のように説明されています。
独立した個人としてのその人の人間性。その人固有の、人間としてのありかた。「相手の人格を尊重する」「人格を疑われるような行為」
引用:デジタル大辞典
人格=人間性とみてもいいかもしれません。
人格がない人といえば、サイコパスが思いつきます。
サイコパスは反社会的人格とされ、怖い人のイメージが強いのではないでしょうか?
サイコパスとは、シンプルに言うと反社会的人格を持つ人のこと。サイコパス研究の第一人者であるロバート・D・ヘアはサイコパスの特徴として下記をあげています。
- 良心が異常に欠如している
- 他者に冷淡で共感しない
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 行動に対する責任が全く取れない
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
これらの特徴にあてはまるものが多ければあなたはサイコパスの素質があるかも…?
人間性とは
改めて人間性とはどのようなものなのかを理解していきましょう。
まず人間性の説明として、デジタル大辞典では以下のように記されています。
人間特有の本性。人間として生まれつきそなえている性質。人間らしさ。
引用:デジタル大辞典
これを見ると「変えられないもの」という印象を受けますが、人間らしさが足りない人でも意識や環境次第で人間性は高めることができます!
人間性が低い人の特徴として挙げた「生活習慣」を例に上げてみます。
「夜ふかししないように夜10時以降は携帯を切る」
「朝起きたらジョギングをする」
のように、生活習慣は意識次第で改善していくことができますね!
そのため、人間性は意識や環境次第で改善できることにつながるのです。
人間性が高い人の特徴8つ
人間性が高い人とはどういう人なのか、8つの特徴をもとに解説していきます!
マナー・ルールを必ず守る人
人間性が高い人はマナーやルールをとっても大事にしています。
ルールを当たり前のように守り、マナーに対しての知識も豊富な人は信頼感を感じませんか?
わかりやすい例は、テーブルマナーです。
テーブルマナーは普段の家庭の食事では意識することが少ないものの、外食や接待などの食事の際にテーブルマナーがきちんと守れている人は、
「人としてしっかりしているんだな」
という印象を持つと思います。
自分の感情のコントロールができる人
人間性が高い人は、まるで天からみているように自分のことを客観的に見ることができ、感情のコントロールが上手な人が多いです。
感情のコントロールが出来る人は感情の波が小さく接していて安心感があるために、周りの人からも頼られる人になる傾向があります。
感情的にならず、冷静に判断することは仕事や人間関係でもとても重要な要素ですね!
周りに感謝の気持ちを表している人
人間性が高い人は「ありがとう」と口に出す回数がとても多いです。
心の中で感謝しているつもりでも、相手からの信頼を得るには感謝を口に出すことが大事になってきます。
感謝することは人からの人望を得ることにも繋がり、人間性が高いと言えますね!
相互に感謝があると尊重しあえる関係になるので、お互いに「相手は人間性が高い」という印象を持ちます。
生活習慣が整っている人
生活習慣が整っている人はパフォーマンスが常に高い状態にあり、人から信頼されます。
結果的に人間性が高い人という印象をもつ要素の1つになるわけです。
例えば、遅刻が少なかったり、健康的だったり、普段の行動の中に生活習慣の高さが伺える人はとても信頼されます。
もっと具体的に言うと、遅刻をしない人は仕事の営業先やクライアントからも「納期を守ってくれる人」という印象をもたれ、信頼されることに繋がりますよね!
教養がある人
教養がある人というのは、普段の会話の中で「この人賢い人だな、頭がいい人だな」という印象を無意識に相手に与える事ができます。
例えば心理学に関するブログやwebの記事を見ているときに
A「筆者の感情のままに意見や考えを発信している記事」
B「様々な哲学的思想や心理学の知識がある中に筆者なりの意見や考えを発信している記事」
この2つを比べてみると、Bの記事のほうが信頼できるという印象を持ちませんか?
一般教養や様々な知識をみにつけるというのは、人からの信頼や影響力にも関係してきます。
人徳がある人
徳を積むことは、自分の中で自信がつくきっかけになります。
普段の良い行いはその人の「人の良さ」=「人間性」に関わってくる部分です。
もっとも人間らしいと感じるときは、利益だけを求めない行動をみたときではないでしょうか?
他者のために動ける生き物だからこそ、人間らしいと感じるわけですね。
人望がある人
「人から尊敬される人」「信頼されている人」「期待されている人」は人望が厚く、人間性が高い人です。
普段の冷静な行動や的確な発言からも人望を得ることができます。
人格がある人
自分のあり方が明確な人は、人格がある人と言えます。
自分に自信を持っている人とも捉えることができますね。
そのような人は信頼を得やすく、「人間性が高い人」という印象になるのです。
人間性を高めるための10の方法|勇気を出して今ある環境をかえてみよう!
これまで「人間性が低い人・高い人」の特徴を紹介してきました。
ではどうすれば人間性を高めることが出来るのか、具体的な方法を10個紹介していきます。
生活習慣を見直そう
生活習慣改善のためのステップは、大きく分けて3つあります。
- 食事
- 運動
- 睡眠
食事の改善では、すぐに栄養を意識した食生活を実践することはハードルが高いですよね…
そんなときは「1日1回サラダを食べようかな」とか、「今日は自炊しようかな」という日が増えると少しずつ健康的な食事を意識することができますよ!
本を読んでみよう
人間性の高さで重要な教養をつけるためには、本を読むことにチャレンジしてみましょう!
ただし、「1ヶ月で○冊読むぞ…!」とハードルが高い目標はNGです。
「知識を身につける」より「本を読むこと」が目的となってしまいます。
そのため、自分の知識や教養となっていかない可能性があるのです。
焦らず、ゆっくり自分の好きなジャンルの本から読書を始めてみましょう!
慣れてきたら少しずつ読む本のジャンルの幅を広げていくといいかもしれませんね!
感謝日記をつけてみよう
「感謝日記」というものを聞いたことはあるでしょうか?
簡単に説明すると、「その日自分が誰かに感謝したことを日記として書く」ことです。
「国立研究開発法人情報通信研究機構」と「立命館大学」の共同実験で、「日々の感謝を記録することが学習モチベーションを向上させる」という研究があります。
大きく分けて2つの調査結果がでました。
「感謝日記を書くことで意欲的になった」
「感謝日記を書くことで学習モチベーションが上がった」
この効果は感謝日記を書かなくなってから3ヶ月も続いたこともわかっています。
なぜこの感謝日記が人間性を高める方法になるのか。
それは人間性が低い人・高い人の解説で、「周りに感謝する人は信頼されやすい・人間性が高い」というものがありましたね。
感謝日記をつけると、「自分がどれだけ周りに感謝できているのか」を振り返ることができます。
「今日はこんなこと思ってたけど直接伝えられなかったな」
「この人普段から周りのこと見て動いてくれてるな」
このように自分に関しても他者に関しても気づきを増やせるんです!
ぜひお試しあれ!
マナーやルールを守れている人の周りにいる時間を増やそう
マナーやルールを守れる人になるためには、「関わっている人を変える」「環境を根本的に変えること」が1番の近道です。
普段学校の中で暴れ散らかしているヤンキーの周りに超生真面目な学年1位の優等生はいるでしょうか。
それは漫画の世界でしかほぼありえないですね…笑
頭のいい人の周りには頭のいい人が集まり、人間性の高い人の周りには人間性が高い人が集まります。
しかし中にはこう感じる方もいるのではないでしょうか。
「もともと人間性が低いんだからその輪に入ることもできないよ…」
実体験の話をもとにその先入観を覆したいと思います。
私はそもそも頭がいい方ではありませんでした。
(40人中31位くらい…)
たまたま席が隣になった人がすっごい頭が良くて、勉強を教えて貰える機会が増える時期があったんです。
それからというものの、成績はうなぎのぼり。
(40人中17位くらいまであがった!)
ただ次の席替えでその人と離れてしまってからは、自分から勉強を聞きに行くことも少なくなりました。
もうおわかりかと思いますが、その後は成績は右肩下がり…
同じ人間がたった1人関わる人間が違っただけで、ここまで変わるものなんです。
あなたも変われるはず。
勇気を出して、「マナーやルールをきちんと守れている人」「人間性高いと感じている人」「自分が尊敬している人」と話す機会を増やしたり、食事に誘ったりしてみましょう。
少しずつ変化が現れるはずです。
人徳を高めるには
人間性を高めるには人徳を高めることが大切です。
自分の言動に責任感を持っている人は人徳があるといえるでしょう。
責任感がある人は周りの輪を乱すような行動は取りません。
また、適当な発言をすることもないです。
責任感が強いからこそ、道徳的精神が身につき、人間性が高まっていきます。
まずは自分がしゃべることに責任を持つことから始めてみましょう。
物事を客観的に見れる人は人徳がある人です。
問題が起きても冷静に対処することができます。
また、「その時正しい」判断ができることにもつながるのです。
普段から落ち着きのある人は信頼できますよね。
物事を客観的に見るためには冷静さと落ち着きが重要です。
例えば、仕事でなにかミスがあったときに、1度落ち着く→周りの状況を確認する→冷静に対処するというステップを踏むことで物事を客観的に見ることが出来るようになります。
謙虚とはどのようなことをいうのでしょうか?
控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。
引用:デジタル大辞泉
大事なポイントは、「素直に相手の意見を受け入れること」です。
※卑下と謙虚は別物です。
自分を必要以上に落とすことは卑下になります。
卑下は相手に失礼な場合がありますので注意しましょう。
次に上げることを意識すると謙虚な姿勢を持つことが出来ます。
- 周りの人に感謝する癖をつける
- 相手の話を肯定しながら聞く
- 素直に相手の意見を受け止める
最初は意識してもなかなか出来ない事があるかもしれません。
焦らずゆっくり色々なことを試してきましょう。
人望を得よう
人間性を高めるには人望を得ることが大切です。
人望を得るには、気遣いが出来る人になることが重要です。
そのためにはよく周りを観察することが大事になってきます。
挨拶はコミュニケーションの基本ですね。
「ちわっす」
のようなテキトーな挨拶は印象も良くなく、特に目上の方に対しての挨拶は人間性が問われる場面が非常に多いです。
「語尾までハッキリしゃべる」「いつどの場面でも丁寧な挨拶」を心がけるようにしましょう。
「自分の間違いを素直に認めることが出来ない人」「自分の間違いを他人に押し付ける人」は周りからの信頼に大きく関わってきます。
間違いを認めること・素直に謝罪すること・改善に努めることの3つが人間性を高めるポイントです。
人格を身につけるには
人格を身につけることは人間性を高めることとほぼ同義です。
人格を身につける方法の知識をつけ、人間性を高めていきましょう!
自分磨きというと、どのような行動が思い浮かぶでしょうか?
服装に気をつけたり、清潔感を保つ努力をしたり…etc
自分の好きな自分でいることが自分磨きの最終地点です。
私の自分磨きは多くの本を読んだり、色んな人と出会ったりすることで知識や経験を積むことが自分磨きだと思っています。
自分の理想像をしっかり持っていきましょう!
自分に自信を持つことは、人格を身につける上でとても重要な要素になってきます。
自信をもつというのは、自分の今の姿を受け入れることです。
人格を形成する上で重要なのは自分に自信を持つこと。
要チェックです!
人格を身につける上でも感謝はとても大事です。
「自分に関わってくれる人のおかげで〇〇が出来ている」と様々な場面で再認識することで自分らしさに焦点を当てることが出来ます。
心の中で思うだけでなく、伝えられるときに感謝を伝えるようにしましょう!
影響力を身に着けよう
影響力は、信頼を得るためには必要不可欠な要素です。
影響力がない人に指示されたり、指導されたりしても内心ムッとして素直に受け入れられないことはありませんか?
影響力を身につけるにはどうしたらよいでしょうか?
大事なポイントを3つ紹介します
- 実績
- 行動力
- 判断力
この3つがある人が近くにいたら思い浮かべてみてください。
影響力がある人だと思います。
行動力と判断力がとても優れている人でも、実績が少なければ信頼に欠ける部分があったり、実績と判断力があっても行動力が乏しい人は十分な影響力がある人とは言えませんね。
この3つのポイントが全てほどよくあることが影響力を身につける上では重要です。
実績を積むために努力をしている人、そうでない人でも影響力に差が生じてきます。
人間性を高めるには影響力を身につける方法を学びましょう。
人の話を肯定しながら聞こう
人間性が高い人は、聞き上手です。
聞き上手に共通して言えることは、「人の話を遮らず、返すときは否定から入らない」こと。
自分の意見や考えを伝えているときに遮られたり、否定から入られた時どう思うでしょうか?
よほど仲が良くない限り印象はいいものではないはずです。
人の話を肯定しながら聞く癖をつけることで聞き上手の第1歩に繋がり、人間性を高めることにつながるのです。
身の回りのものを大事にしよう
人間性が高い人は、身の回りのものをとても大事にします。
自分の物を大事にする人は無意識に人に信頼感と安心感を与えることにつながるからです。
自分の物を大事にしていない人になにかものを預けるとか、貸すようなことは避けますよね…?
普段の生活から意識していき、少しずつ実践していきましょう!
まとめ
人間性が低い人の特徴から人間性を高める方法まで、様々なことを紹介・解説してきました。
最後に人間性を高めるためには何が大事かをまとめて今回は終わろうと思います。
- 信頼を得ること
- 感謝すること
- 今いる環境を変えてみること
人間性を高めて、自分に自信を持っていきましょう!