「働く目的が見いだせない」
「本当の自分が分からない、一体何がしたいのだろう?」
なぜ本当の自分を見つけたいと思うのでしょう。
答えは以下の2つではないでしょうか?
- 疲れて苦しいから
- 理想と現実にギャップを感じているから
結論、本当の自分を見つけるには今のあなたが本当の自分だと認め、自由に生きるための方法を考え行動するのです。
- 本当の自分を見つける7つの考え方
- 本当の自分が分からない場合起こる3つのこと
- 本当の自分を見つけたらどうなっているか?
この記事は、あなたが前へ進むためのヒントになるかもしれません。
一度ご覧ください。
1.本当の自分を見つける方法7選
本当の自分を見つけて現状を変えたいと思ったら、具体的にどうすればいいのでしょう。
自分を見つける方法は以下の通り。
- 目的を問い取捨選択する
- 自分の意志で自分の目的をはたすために行動する
- 自分の嫌いだった部分を取り戻して生活に取り入れる
- 今の自分が本当の自分であることを認める
- 立場を無視した素の自分を知る
- 人生の終わりの瞬間から逆算して目標を立てる
- 目的が明確になれば行動に移す
それぞれ見ていきましょう。
1-1.目的を問い取捨選択する
普段当たり前に行っていることについて、「なぜ?」と自分に問いかけてください。
以下で見ていきます。
1-1-1.「なぜそれをしているのか?」を問う
仕事もプライベートも含め「なぜ自分はこれをしているのか?」を考えます。
- 「なぜこの会社で働くのか?」
- 「なぜ上司の顔色をうかがうのか?」
- 「なぜ出世を目指すのか?」
- 「なぜこの会社で働くことが必要なのか?」
- 「なぜ上司の顔色をうかがう必要があるのか?」
- 「なぜ出世が必要なのか?」
- 本当に自分に必要か?
- 本当は必要でないが、周囲への体裁から必要だと思っていたのか?
- 会社での役割
- 友達との関係
- 守るべき家族
- 3年後にマイホームを買う
- 2年後に課長に昇進する
- 来年結婚する
- 環境>意志
- 自分を偽ってだれかのために生きてしまう
- 現状の自分を手放せなくなってしまう
- 一歩踏み出す勇気が持てなくなってしまう
- お金
- 地位(立場)
- 世間体
- 理想
- 家族
- 友情
- 判断基準がすべて自分のため納得している
- ゆったりと構えられるので安心感と心地よさがある
- ストレスを感じないので心が軽くなる
- 目的を問い取捨選択する
- 自分の意志で行動する
- 自分の嫌いだった部分を取り戻してみる
- 今の自分が本当の自分であることを認める
- 立場を無視した素の自分を知る
- 人生の終わりの瞬間から考えて目標を立てる
- やるべきことが分かれば行動に移す
- 本当の自分が分からない場合は、だれかのために生きてしまう、現状が手放せなくなる、一歩踏み出す勇気が持てなくなるなどの悪影響が起こる
- 本当の自分を見つけたら、自分で納得でき、安心感と心地よさがあり、ストレスを感じず心が軽くなる
なぜ?を繰り返し自分に問いかけ、理由を深く掘り下げてみましょう。
普段当たり前と思っていることを、あえて考えてみてください。
1-1-2.「なぜそれが必要か?」を問う
次に「なぜそれが必要か?」を考えます。
1-1-3.「それは本当に自分に必要か?」を問う
さきほど挙げたものは、あなたにとって本当に必要なのでしょうか?
自分の人生で、本当に必要なものとそうでないものを選別するのです。


1-2.自分の意志で自分の目的をはたすために行動する
「本当に自分にとって必要なもの」は何ですか?
興味のあること、愛おしいと思っていること、考えるだけでワクワクすることなどではないでしょうか?
「ココナラ」を創業した南章行氏は、著書でこれからの時代を以下のように予測しています。
人生100年時代では80歳まで働く社会になる。
昇進や昇給がモチベーションになるのは過去の時代の話で、80歳まで働く社会では定年まで昇進や昇給が続いているなんてありえない。
引用:「好きなことしか本気になれない」南章行:著(2019)㈱ディスカヴァー・トゥエンティワン
そして次のように述べました。
「そこでこれからのキャリアには、「その仕事で、自分の心が満たされるか?」ということが大切になると僕は考えている。
心が満たされること、それこそ働くモチベーションの源泉になるし、厳しい状況の中でセルフリーダーシップを発揮する条件だ」
自分で選択した「好きなこと」が、働くモチベーションにつながるはずです。

1-3.自分の嫌いだった部分を取り戻して生活に取り入れる
仕事中に部下や同僚の行動を見てイライラした経験はないでしょうか?
例えば会議にいつも遅れる同僚。
「会議に遅れるのは組織の一員として許せない」
そう考えているあなたは、そんな同僚を見てイライラしたでしょう。
「会議に遅れる」のは自分が嫌いな部分であると同時に、絶対にしないと決め過去に捨てた部分です。
同僚に対してイライラするのは、自分が過去に捨てた部分。
過去に捨てた部分を、一度取り戻してみてはどうでしょう?
それを自分で実際にやるのです。
その時に「まあいいか」と思えることで、過去に捨てたはずの嫌いだった部分が自分に戻ってきます。
そして再び捨てるかどうか考えた時、許容範囲が広くなっているあなたはもう捨てたりはしないのでは?
本当の自分を見つける方法は、例えどんな自分であっても自分を肯定することから始まります。

1-4.今の自分が本当の自分であることを認める
本当の自分は既に存在します。
嬉しい、怒っている、哀しい、楽しいすべて持ち合わせているのが、本当の自分なのです。
今の自分が嫌い、変わりたいと思ってもまずはこの事実を認めることから始めましょう。

1-5.立場を無視した素の自分を知る
今のあなたの立場をすべて取り払った状態を想像してください。
素の状態から何ができますか?
また何がやりたいですか?
立場を無視した素の自分に置き換えた時、真実が見えるかもしれませんね。

1-6.人生の終わりの瞬間から逆算して目標を立てる
人は何か目標を立てる時、近い将来から考えます。
これらも大切なのですが、視点を変えてみてはいかがですか?
自らも医師として3,500人もの人を看取ってきた「もしもあと一年で人生が終わるとしたら」の著者である小沢竹俊さん。
小沢さんは死ぬ間際に「もっとチャレンジしたかった」、と後悔する患者さんを多く見てきました。
著書の中でこう述べています。
「日々忙しく過ごしていると、人はなかなか、自分の生き方を見つめなおしたり、自分にとって本当に大切なものに気づいたりすることができません。
でも、もし。
もし、あと一年で人生が終わりを告げるとしたら・・・。
私が関わってきた患者さん同様、きっと多くの人が、自分の人生に思いをはせるのではないでしょうか。」
だれにとっても完全に平等なのは時間。
そして死ぬことも平等で、ある日突然やってくる可能性はだれにでもあります。
死ぬ間際に後悔しない生き方を目標とすると、残された人生の時間の使い方が変わってくるのでは?
自分が本当にやりたいと思うことを、選択するはずです。

1-7.目的が明確になれば行動に移す
やりたいこと、やるべきことを行動に移す時、意志の力だけに頼るのはおすすめしません。
なぜなら意志の力ほどもろいものはないから。
人間は弱い生き物なので、誘惑や甘えについ負けてしまいます。
そこでおすすめは環境や仕組みを作ること。
「FULLPOWER科学が証明した自分を変える最強戦略」の著者ベンジャミンハーディ氏は、著書で「意志力は役に立たない」と述べています。
「目標に向けて頑張るとは、自分の意志の強さだけに頼ることではなく、目標を確実に達成できる環境を自分で作り上げること」
と著書で結論付けました。
参考書籍:「FULLPOWER科学が証明した自分を変える最強戦略」ベンジャミンハーディ:著(2021)サンマーク出版
例えば英語を覚えたい時、日本で英会話のレッスンに通うのと、英語圏の国で1年生活するのとではどちらが英語を覚えられますか?
一目瞭然ですよね。



2.本当の自分が分からない場合に起こる3つの悪影響
本当の自分がわからない場合、以下の悪影響が起こります。
それぞれ見ていきましょう。
2-1.自分を偽ってだれかのために生きてしまう
あなたはだれのために生きていますか?
内閣府の調査で若者の社会規範について日本と諸外国を比較した場合、いずれも大差ありませんでした。
しかし「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」の項目は、諸外国の約80%がそう思うと考えるのに対し、日本人は41.7%。

日本人は、諸外国に比べ周囲を気にする傾向だと言えます。
周りを気にするあまり、自分の意見が言えなくなるのでしょう。


2-2.現状の自分を手放せなくなってしまう
仕事で納得いかないことだらけでも、人は我慢して毎日会社に行きます。
令和元年8月に厚生労働省の若手チームが、職場の現状と改善するための提言書を出しました。
出典:厚生労働省「厚生労働省を変えるためにすべての職員ですること」
提言書の内容は、現状の不満を押し殺して働いている声の数々。
そんなツラい現状が手放せないのは何故でしょうか?
あなたが本当に手放せないものは何でしょうか?


2-3.一歩踏み出す勇気が持てなくなってしまう
頭の中では自分を変えたい、現状を変えたいと思いながらも人は中々行動に移せません。
環境を変えるのは労力がいるため、人は変化を恐れがち。
自分を変えたいと常々思っているだけの人と、自分を変えたいと思い小さなことでも行動に移す人とでは100倍ほどの差がでます。
変わりたいと思い一歩踏み出した時点で、すでに以前の自分から変わってるのですよ。

3.本当の自分を見つけたらどうなっているか?
あなたが本当の自分を見つけたとき、以下のような状態になっています。
それぞれ見ていきます。
3-1.判断基準がすべて自分のためで納得している
仕事中上司から指示されたことに対して、自分が納得しないままするのはツラいですよね?
2021年に新設された政策シンクタンクの独立行政法人経済研究所が、幸福感を決定する要因の重要度を調査しました。
すると学歴や収入の指標より、自己決定の指標が高いことがわかったのです。
出典:独立行政法人経済研究所「幸福感と自己決定ー日本における実証研究」
だれからも指図されず自分で判断した結果は、納得して受け入れられるのですね。


3-2.ゆったりと構えられ安心感と心地よさがある
やりたいことをするのであれば、多少のことがあっても動じません。
気持ちが前向きで、心がワクワクしているからです。
ピンチが訪れても前に進むためのステップだと前向きに捉え、きっと乗り越えていけるでしょう。
そして安心感と心地よさを感じるはずです。
3-3.ストレスを感じないので心が軽くなる
本当にやりたいことをしている時は、ストレスを感じないはずです。
楽しんでやっているから。
心が軽くなり、充実した毎日が過ごせます。
そんな自分になりたいですよね。

まとめ|本当の自分を見つける方法は意識を変え行動するだけ
以上、本当の自分を見つける方法について見てきました。
内容をまとめると以下の通り。
本当の自分は、今のあなたなのです。
考え方を変え行動に移すことで、きっと輝くはずですよ。


