「考えても仕方ない悩みから抜け出すにはどうしたらいい?」
「自分を信じろってよく言われるけど、具体的にどういうこと??」
あなたはそんなことを感じたことってないですか??
私も家族や友達とケンカしたときとか、仕事でうまくいかないときにどん底まで落ち込むことがよくあります…。
そういう気分のときって、「自分を信じろ」とか「自己と向き合え」みたいなアドバイスをされても、全然刺さらなかったりするんですよね。
じゃあどうやったら答えのない悩みから抜け出すことができるのか?
ここでは私の体験談も踏まえながら、悩みから抜け出すための具体的な5つの儀式やおすすめ書籍について紹介していきますね。
どうすることもできない悩みから抜け出す方法5つ

ズバリ、答えのない悩みから抜け出す方法は、私は次の5つしかないと思っています。
- 「悩む」よりまずは「考える」
- 悩みを紙に書いてみる
- 悩みを人に話してみる
- 最悪の結末を予想してみる
- 本を読んで解決策を探す
それぞれの儀式の内容を紹介しますので、ピンときたものからチェックしてみてくださいね!
「悩む」よりまずは「考える」
そもそもの捉え方を見直すことによって、悩みが解消しやすくなることがあります。
つまり、目の前の物事に対して悩むのではなく、考えるという姿勢を持つこと。
そもそも悩むというのは、答えが出ないものに対して時間をかけて思考してしまうことをいいます。
一方で考えることは、答えが出るものに対して思考することを指すわけです。
たとえば、仕事でミスしてしまったことをいつまでも悩んでいても生産的ではないですよね?
一方で仕事でミスしたことについて考えて、次からミスしないように対策を練ることで、次への教訓にすることができます。
もちろん悩みの中には明確な答えが出せないものも多いと思いますが、「もし対策を練るならどう考えたらいいだろう」?と、自問自答してみると心が軽くなるかもしれません。

悩みを紙に書いてみる
もやもやとした感情は紙に書き出してみることで解消することが多いです。
これは心理学的にも「筆記開示」という手法として認められている方法で、自分の思っていることや感情をただ紙に書き出すだけで、ストレス軽減効果があることがわかっています。
ミシガン大学の研究では、たった8分の作業でも効果があったんだそう。(参考:The effect of expressive writing on the error-related negativity among individuals with chronic worry)
私も実際にやってみると、始めるまでのハードルは結構高いのですが、いざ書き始めるとだいぶ心がスッキリしましたよ。
個人的には、紙に書くのではなく、スマホやパソコンでメモ帳に書き出すことでも意味があると思っています。
いつまでも悩んでしまって、モヤモヤした感情が苦しいなら、この筆記開示という方法を試してみてくださいね。
悩みを人に話してみる
自分の感情を紙に書き出すのに抵抗があるなら、人に話してしまうのもおすすめです。
あなたの身の回りにも、「友達に愚痴を話したらスッキリした」という経験がある人はいないでしょうか?
もしかしたらあなた自身も、そうした経験があるかもしれませんね。
こちらも筆記開示と同じように、自分の考えていることを言葉にして頭の外に出す行動です。
なので、頭の中のモヤモヤが整理されて、「なんだそんなことで悩んでいたのか」と冷静に自分を客観視できるようになるんじゃないかと私は思っています。
ちなみに私の妻も、職場の悩みをよく私に愚痴ってくるので、大変なんだろうなと思いつつ聞いています。笑
あなたも信頼できる友人や、彼氏彼女、パートナーなどに悩みを打ち明けてみると、案外自分では気づけなかった意見がもらえるかもしれませんよ!
最悪の結末を予想してみる
私はもともと心配性で、人一倍不安を感じてしまうタイプです。
そんな私がやってみて大きな効果があったなと思うのが、最悪の結末を予想してみるという方法です。
つまり、「この出来事の最悪のシナリオで、一体どんなことが起こるのか?」と考えてみたんですね。
たとえば、仕事でミスしてしまって取引先に迷惑をかけてしまったとしましょう。
この場合、最悪の場合は仕事を切られて、収入が途絶えてしまう可能性がある。
そこまで最悪のシナリオを考えてみると、「あれ?それだけならまた転職すればいいのでは?」「次の取引先に営業したらいい話かも」と思えたりするんですよね。
最悪のシナリオが自分に降りかかってきたとしても、別に命を奪われるわけじゃない。
そう考えたら、目の前の悩みにも冷静に対処できると思うんです!
あなたが今抱えている悩みは、最悪の場合、どんな未来が待っているでしょうか??

本を読んで解決策を探す
何か悩みを抱えたときに誰でも試せる手っ取り早い方法として、本を読んでみることも挙げられます。
私たちが普段抱える悩みって、大体過去に誰かが経験している悩みと一緒なんですよね。
だから、これまでに出版されてきた本を読んでみることで、その著者の悩みを解決する方法を学べたりするんです!
この記事の後半でもお伝えしますが、『嫌われる勇気』などは、まさに悩みへの解決方法を示してくれるベストセラー本と言えます。
私も『嫌われる勇気』を読んで、原因論から目的論にシフトしたり、課題の分離を実践したりすることで、人間関係の悩みはだいぶ減りましたよ。
ちなみに当ブログでは、「自己理解」を深めるための電子書籍『DISCOVERY Method』を読者さん限定でプレゼントしています。
15の質問に答えるだけで「自分のことがわからない」といった悩みを解決するヒントが見えてきますので、ぜひダウンロードしてくださいね。

【体験談】「自分を信じろ」「自己と向き合え」のアドバイスは意味がない

ところであなたは、答えのない悩みに苦しんでいるときに「自分を信じろ」「自己と向き合え」といったアドバイスを受けたことありませんか??
なんとなく自分のことを信じて自分と向き合うことができたら、悩みが軽減されるような気はします。
でも、具体的にどうすればいいのかっていう肝心なところが謎のままなんですよね…。
これは完全に個人の主観ですけど、自分を信じるとか自分と向き合うなどの抽象的なアドバイスは、悩みから抜け出す方法としては、あまり役に立たないと思っています。
実際に悩みから抜け出すために必要なのは、もっと具体的な方法論だと思うんです!
そのために、たとえば筆記開示で感情をアウトプットしてみるとか、友達に愚痴を聞いてもらってモヤモヤを解消するのがおすすめ。
もしこうした抽象的なアドバイスで困っている場合には、参考にしてみてくださいね。
悩み事の79%は起こらず、16%は対処可能という事実

「悩みの9割は実現しない」
あなたはそんな話を見聞きしたことはないでしょうか?
「そんなわけないでしょ!」と思えるような主張なんですが、実はきちんとした研究で実証されている事実なんです。
実際、ペンシルバニア大学のボルコヴェックらの研究によると、心配事の79パーセントは実際には起こらず、しかも、残りの21パーセントのうち、16パーセントの出来事は、事前に準備をしていれば対処が可能。つまり、心配事が現実化するのは、たった5パーセント程度という結果を導き出しました。
つまり、私たちが抱える心配事の95%は、そもそも心配する必要がないんですよね。
しっかりと準備さえしておけば、たとえば心配事が現実になったとしても落ち着いて対処できるはず。
この事実を知るだけでも、なんだか心が軽くなるような気がしませんか??
実際に私の肌感覚としても、「締め切りに間に合わなかったらどうしよう」と考えたり、「取引先に怒られたらどうしよう」と考えたりすることはあるものの、99.9%は現実化してないように思います。
それでもやっぱり悩み事が出てきてしまうのが人間ではあるんですけどね…。笑
マイナス思考から抜け出すために読みたいおすすめ書籍

続いて、マイナス思考から抜け出す方法を知るために参考になる、おすすめ本についても3冊紹介したいと思います。
- 『嫌われる勇気』
- 『反応しない練習』
- 『イシューからはじめよ』
もし未読のものがあればぜひ手に取っていただきたいですし、一度読んだ本でも今再読することで何か気づきがあるかもしれませんので、ぜひ読んでみてくださいね。
『嫌われる勇気』
まず1冊目が、ベストセラーにもなった『嫌われる勇気』です。
なんとなくベストセラーになっている本って、手垢がついた読む価値のない作品だというイメージがあるかもしれません。
実は私の最初はそんな先入観があったんですが、実際に読み始めてみると本当に学ぶことがたくさんあるんですよね。
私が『嫌われる勇気』を読んだのは5年以上前ですが、今でもふと読み返すと新鮮な気づきがあって、飽きずに何度でも読める本だなと感じます。
中でも、原因論から目的論へのシフト、課題の分離といった考え方を実践することで、人間関係についての悩みが一掃されるはず。
もちろん仕事の悩みやお金の悩みのヒントも得られますから、ぜひチェックしておきたい1冊です。
『反応しない練習』
『反応しない練習』もベストセラーになった本ですから、すでに読んだことがあるか、積読になっている方が多いかもしれませんね。
まずタイトルからして悩みを解決してくれそうなキャッチフレーズになっていますが、中身も非常に役立ちます。
具体的な考え方を少し紹介すると、「反応せずに、まず理解する」ことが、私たちが普段抱える悩みを手放すための秘訣なんだそう。
モヤモヤした悩みの原因になる「妄想」ではなく、体の「感覚」に注意を向けるというマインドフルネス的な手法も紹介されていますから、きっとストレス解消のためのヒントが得られるはずです。
『イシューからはじめよ』
『イシューからはじめよ』は、この記事でも紹介した「悩む」と「考える」の違いについて触れている本です。
悩みから抜け出す方法について、ヒントになる考え方が紹介されています。
特に「10分以上考えても答えが出ないなら、一旦ストップする」という手法を実践するのがおすすめ。
タイマーで10分測って、ひたすら思い悩んでみる。
それでも解決しなければ、一旦頭の外に追いやって別のことを始めるようにすれば、悩みへ上手に対処できるんじゃないでしょうか。
悩み解決には『ニーバーの祈り』を唱えることもおすすめ

ちなみに、『嫌われる勇気』という本の中にも出てくる『ニーバーの祈り』も、悩みから抜け出す方法として使えるかもしれません。

ニーバーの祈りとは、次のような詩のことを指します。
神よ
変えることのできないものを受け入れる冷静さを与えたまえ。
変えることのできるものを変える勇気を与えたまえ。
そしてその二つを見極める賢さを与えたまえ。
つまり、変えられないものはそのまま受け入れて、変えられるものは自力で変えていく。
そしてその2つを見極めることこそが、悩みを手放して幸福になるために役立つんですよね!
この言葉は私も大好きなのでいつも心がけるようにしているんですけど、時には「変えられないもの」を変えようとして、ムダに努力してしまうこともあったり…。
そんなところも人間だから仕方ないよねと受け入れつつ、悩みから抜け出す方法を実践してみてくださいね。
悩みから抜け出す方法まとめ
ここでは悩みから抜け出す方法として、次の5つを紹介してきました。
- 「悩む」よりまずは「考える」
- 悩みを紙に書いてみる
- 悩みを人に話してみる
- 最悪の結末を予想してみる
- 本を読んで解決策を探す
これらの儀式を実践していただくことで、きっとモヤモヤと悩みを抱え続けることからも卒業しやすくなるはず。
今回紹介した3冊の本や、『ニーバーの祈り』もぜひ参考にしてみてくださいね。
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