心理学

理解されない内向型がよりよく生きていくためのアクションプラン5選

「会議で思うように話せない」

「外向型の人のように積極的に行動したい」

「人が嫌いなわけではないのに勘違いされてしまう」

「周りから理解されない」と悩んでいる内向型の方は少なくありません。

今回は内向型の特徴を強く持った方々のために、よりよく生きていくためのアクションプランを提案いたします。

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理解されない内向型がよりよく生きていくためには

理解されない内向型がよりよく生きていくためには

内向型の人が、理解されない悩みから抜け出して充実した人生を送っていくためには何が必要なのでしょうか。

具体的な対策をお伝えする前に、一番大切なことを最初に確認しておきましょう。

1-1.まずはここから!内向型を否定せず強みにする

理解されない現状は大変辛いものです。

私も経験があるのでとてもよくわかります。

「外向型の人のように動けない自分が悪い」

こんな気持ちでいっぱいになりますよね。

でも、まずはその気持ちにストップをかけることから始めましょう。

WEBで2500万回以上も再生され、ビルゲイツもお気に入りにしているという作家スーザン・ケインのスピーチ。彼女は、こんなことを話しています。

「内向的な人はもっと静かで目立たない環境にいる方がやる気になり生き生きとして能力を発揮できるのです。」
引用:「TED」スーザン・ケインのスピーチより

外向型の人が活躍する場所があれば、内向型の人が活躍できる場所もある。

もし「自分が悪い」という思いに駆られているのなら、その思いこみを捨てて、「自分にも活躍できる場所がある」という事実を忘れないようにしましょう。

「そんなのはわかっているけど捨てられない」という方は、対策を後ほどお伝えします。

1-2.できないことよりもできることから始めよう

内向型の人は、外向型の人が理想に見えて自分とのギャップに苦しんでいる、という方が多いのではないでしょうか。

得意なことや苦手なことは誰しも持っていますし、外向型の特徴を強く持つ人は、もしかしたらあなたが得意としていることが苦手かもしれません。

だから、できないことに目を向ける前に、できることから着手していきましょう。

これから挙げるアクションプランも、「これは無理そう」というものは実行せずに、できることから挑戦してみてください。

 

理解されない内向型向け!アクションプラン5選

理解されない内向型向け!アクションプラン5選

内向型の人が理解されない現状を打ち破っていくため、実際に何をしていけばいいのでしょうか。

ここでは、具体的な対策として、5つのプランを掲げます。

理解されない内向型向けアクションプラン5選
  1. 特徴を活かす
  2. 開き直る
  3. 充電する
  4. 相談する
  5. 変える

2-1.外向型にとらわれず内向型の特徴を仕事に活かす

まず、内向型の人はこんな特徴があると言われています。

  • 会議やグループ作業が苦手
  • 1人で静かに作業するのが得意
  • 高い集中力・洞察力・創造力
  • 好きなことであれば積極的に行動する

内向型に関する研究の第一人者の1人でもあるマーティ・O・レイニー氏は著書の中でこう述べています。

「内向型は生まれつきの気質、そもそも脳のつくりや血流の経路が違う。」
引用:「内向型を強みにする」マーティ・O・レイニー著

生まれながらにしての気質を否定するのは自己否定に繋がります。

よりよく生きていくためにも、特徴として活かしていくことが大切です。

それでは内向型の特徴を仕事にどう活かしていけばよいか、3つの例を挙げてみました。

2-1-1.マンツーマンの場で意見してみる

仕事の会議で、周りが意見を出している中、ひとつひとつのことを深く考え過ぎてしまってついていけなくなる、ということ、ありませんか。

これは、内向型あるあるのひとつと言えます。

とても焦る状況ですが、対策を立てておけば気持ちが楽になります。

例えば、内向型の人は1人で静かに作業するのが得意という特徴を活かして会議中は聞くことに徹してメモを取りあとからゆっくり考えてみる、という方法が有効です。

「内向型プロデューサー」として独立されているカミノユウキさんは、インタビューの中でこのように回答されています。

それまでは会議で発言できなくて悩んでいましたが、実際は意見がないのではなく、考える時間がなかっただけなんです。そこで可能な限り事前にどんな意見を求められるのかを聞いておいたり、たとえ会議中に発言できなくても、後でメールで送ったりしました。じっくり考えて意見するので、「深い意見をありがとう」と逆に評価されたりもして。
引用:Dybe!インタビュー「行動を起こせ」「人脈を広げろ」は必要ない。内向型の人間が仕事で活躍する方法を“プロ”に聞いた」

もし信頼できる同僚や上司が1人でもいるのなら、会議後でもよいので会議で思ったことを伝えてみましょう。

大勢は無理でも、マンツーマンであれば比較的会話しやすいのではないでしょうか。

話すのがどうしても難しければ、メールやラインでもOKなのです。

会議で話せないことは仕方ないと前向きに諦め、後からじっくり考えてみる

2-1-2.一人でできる仕事を積極的に引き受ける

会議や集団での作業が苦手なのであれば、それは得意な外向型の人にお任せし、内向型の人が得意な分野で積極的かつハイクオリティの成果を目指しましょう。

内向型の強い人が得意な仕事

  • 経理や事務
  • マーケター
  • プログラミング
  • WEBライター

・・・etc

これらは
1人で静かに作業できる
集中力・創造力が活かせる
自分のペースで仕事ができる
という点でおすすめです。

内向型でも特徴を活かせる仕事は多々ありますので、今の仕事が合わないからと悲観的になりすぎないようにしましょう。

自分にできることで積極的になる

2-1-3.「コア・パーソナル・プロジェクト」を大切にする

ハーバード大学の心理学教授ブライアン・リトルは「自由特性理論」を提唱し、このようなことを発言しています。

コア・パーソナル・プロジェクトに従事しているときは、内向型の人も外向型のように振る舞っている(要約)

コア・パーソナル・プロジェクトとは自然と打ち込める対象のことです。簡単にいえば、好きなことですね。

みなさんはこんな自分がいたりしませんか?

  • アニメのことならペラペラ喋れる
  • お酒を飲みに行くためならすぐに外出できる
  • ラーメンを食べるためなら何時間でも行列に並んでいられる

そう、私たちは、時に内向型であり、時に外向型でもあるのです。

昔であればただの趣味に留まっていたかもしれませんが、今はYouTubeやブログ、Instagramなど個人でも発信できる場所が多いので、好きなことを副業として繋げていくことも可能です。

もし、好きなことがなくても、大丈夫。

自分を責めず、焦らず、他のアクションプランに挑みましょう。

好きなことをしているときなど外向型の一面が表れるときもある。

2-2.内向型を前向きに捉えて開き直る

はじめに「内向型を強みに変える」というお話をしました。

「そんなのはわかっているけどどうやったらいいの?」という方は、「リフレーミング」をおすすめします。

▼リフレーミング(reframing)
心理学で、ある事柄を、今までとは別の視点で見直すこと。
引用:Weblio辞書

リフレーミングは、このように行います。

内向型を弱みから強みに変える方法

「リフレーミングで価値観を書き換える」

  • 会議で発言するのが苦手→黙って聞いてメモするのは得意
  • 大勢の場を避けてしまう→1対1で親身に会話できる
  • プレゼンテーションができない→書類作成が得意
  • 理解されなくて辛い→同じ悩みを持つ人に優しくできる

・・・etc

今まで内向型に対してネガティヴに抱いていたイメージを強みとして書き換えることができたら、「これが自分だ」といい意味で内向型であることを開き直りましょう。

自分の悩みを書き換えて内向型を受け入れよう

2-3.内向型に向いてる!意志力の充電方法

書籍「WILL POWER 意志力の科学」などで有名なフロリダの社会心理学教授のロイ・バウマイスターは「意志力は有限である」と述べています。

意志力とは、物事をやり遂げる力をいいます。

意志力はあらゆる場面で消耗していきますが、意志力が減っていくと、あらゆる行動がしづらくなっていきます。

この意志力の充電方法は、内向型と外向型で異なると言われています。

外向型と内向型のエネルギー充電方法

外向型:人と対話したり、グループ活動することでより活発になる

内向型:ひとりで静かに読書をしたり考え事をすることで癒されていく

内向型の人は、外向型に合わせようとして無理に行動すると、意志力を削られていきます。

意志力を消耗する行動はなるべく避けましょう。

例えば、飲み会やスポーツ、趣味のお誘いは、自分が「今回は行かなくていいかな」と思えば、断ってよいのです。

内向型の人にとって重要なのは、ひとりの時間を作ること。

それがエネルギーを有効活用するための秘訣です。

内向型の貴重な意志力を守るために、ひとりの時間を確保しよう

2-4.「内向型あるある」を誰かに相談してみる

仕事場や学校に信頼できる人がいるのであれば、内向型のよくある悩みを相談してみるのもよいでしょう。

「会議で意見できなくて・・・」なんて恥ずかしいと思って、言えないかもしれません。

でも、慎重で人付き合いが苦手と思っているあなたが信頼している方なら、真剣に相談すれば、丁寧に答えてくれるのではないでしょうか。

もしかしたら意外と「私も緊張してる」という答えが返ってくるかもしれません。

理解されない現状に疲れて、無気力で前向きな行動にも出せない状況であれば、一人で悩まず、誰かに打ち明けてみましょう。

どうしても前向きになれないときこそ、ひとりで悩まないこと。

2-5.仕事がどうしても辛かったら環境を変える

今の仕事や環境がどうにもできず辛いのであれば、「環境を変える」というのもひとつの手段です。

何をやってもどうしてもうまくいかないのであれば、転職を視野に入れましょう。

転職先でも同じような壁は立ちはだかるかもしれませんが、選択肢のひとつとして頭に入れておくだけでも気持ちは楽になります。

転職を視野に入れて気持ちを楽にしてあげる

「生きづらい・・・」なぜ内向型が理解されないのか?

「生きづらい・・・」なぜ内向型が理解されないのか?

ここまで内向型の人がよりよく生きていくアクションプランを提案してきました。

それでは、そもそもなぜ内向型の人が理解されにくいのでしょうか?

内向型が理解されない理由と背景を確認しておきましょう。

3-1.外向型が理想と見られる社会

先に引用したスーザン・ケインのスピーチでは、このようなことも話しています。

「学校や職場が外交的な人向けに作られており、外交的な人に合った刺激に満ちているのです」

「創造性や生産性はもっぱら外交的な社交的な場から生まれるように考えられている(新集団思考)」

引用:「TED」スーザン・ケインのスピーチより

現代において「積極性やプレゼンテーションの巧みな人(外向型)=優秀な人」と見られる傾向があります。

そして、みな外向性の高い人にならなければならないような雰囲気が作り上げられています。

これでは内向型の人が「理解されない」と辛くなるのも、当然な結果といえるでしょう。

3-2.話さない=やる気がないと見られてしまう

外向型の人が優先される社会では、内向型の特徴でもある「団体行動が苦手」「1人で静かに作業するのが得意」などがマイナスに捉えられる状況を作りやすくなります

「人を避けている=協調性がない」

「無口=コミュニケーション能力がない」

「自分から発言しない=積極性がない」

外向性優位という価値観が、内向型の人にとって生きづらい背景を生み出している事実を知っておきましょう。

そして、「自分が悪い」と責める気持ちから自分を解放しましょう。

【体験談】「内向型」「理解されない」という悩みを克服したきっかけ

【体験談】「内向型」「理解されない」という悩みを克服したきっかけ

私は24歳からSAD(社会不安障害)などで精神科に通うなどして、「内向型の自分は社会と合わない」と苦しんでいた一人です。

6年に渡り病院やカウンセリングに通っていましたが、今思えば、当時は大きな勘違いをしてしまっていたなと思っています。

あくまで一例で私の体験が正しいとも言い切れませんが、苦しんでいるみなさんにとって、何かひとつでもヒントになれば幸いです。

4-1.10代〜20代は厨房での調理や工場スタッフが向いていると思っていた

10代〜20代の頃、私は内向型に関して、下記のようなことが苦手でした。

  • 学校の授業で指名されたり発言すること
  • 放送係としての校内放送(緊張のあまりなぜか笑ってしまう)
  • 休み時間に4人以上の集団で話すこと
  • 飲食店のアルバイト先でホールの人たちが集まってきて雑談
  • 大学での授業までの時間(周りは楽しそうに雑談)
  • 社内から外部にかける電話
  • 会社で全体会議へ向かうときの移動(誰かと雑談しなければならない)

・・・etc

社会人になったある日、企画会議中に一切発言しない私について、上司が「あの人、何も意見言わないならいる意味ないですよね」と話しているのが聞こえてきました。

「そんな目で見られていたのか・・・。」

バッサリと心を切られたかのような気持ちで苦しくなったのを今でもよく覚えています。

このときは、内向型という言葉も知らず、「私は人付き合いやコミュニケーションが苦手なんだ」「自分が悪いのだから変わらないと!」と思っていました。

そうわかっていても、なかなか変われない。

結果的に、いろいろなことが積み重なり、完全に自信を失った私は仕事ができなくなり、24歳の頃から精神科に通うようになりました。

4-2.営業の経験で気付いた自分の本当の姿

今でも苦手なままのものはたくさんありますが、あまり気にしていません。

内向型として悩んでいた自分が変わったきっかけを、いくつか挙げてみます。

  • 初めての営業職で周りから評価を受けた
  • 楽しそうに笑っている自分の映像を初めて見た
  • 「笑顔がいいよね」「人当たりがいい」と言われた
  • よいカウンセラーさんとの出会い
  • 認知行動療法や自己啓発本を大量に読んだ

この中で特に大きなきっかけとなったのは、「初めての営業職」です。

営業職は、私にとって絶対にやりたくない仕事でしたが、当時どうしてもやらなければならない事情があり、仕方なく転職。

電話での営業や訪問は、毎日緊張と憂鬱の連続でしたが、今では本当にやってみて良かったと思っています。

私がこの経験で言いたいのは、営業職を推奨するわけではなく「人と話すのが苦手と決めつけすぎて可能性を狭めていた」ということです。

今でも雑談は苦手ですし、「営業職やれ!」と今言われたら断るでしょう。

しかし、電話しながらレコーダーで録音して後から聞いてみたり、トークスクリプトを細かく作ったり、そうした1人でできる努力をしているのは楽しかったです。

結果的に、周りから「説明がわかりやすい」「穏やかで親しみやすい」といった評価をもらえるようになり、自分で「コミュニケーションが苦手」と貼っていたレッテルが少しずつ剥がれていきました。

4-3.休日は1人で過ごす+誰かと過ごす

私は1人で過ごすことが好きで、誰かとどこかへ行くにしても、現地集合にしてほしいですし、休日もゆっくりマイペースに過ごしていたいです。

内向的な面を持っていることは間違いありませんが、全部が内向的かというと、そうでもありません。

お酒が好きなので、少人数が一番好きですが、大人数で楽しむのも好きです。

元々野球をやっていたので、野球をするときは大勢で楽しむことに抵抗はありません。

内向型の人は、評価をあまり気にしないといいますが、私は営業職のときのように、評価をされて成長していくタイプです。

内向型、外向型は簡単に分類できるものではなく、混在して存在しているものなのだろうと、今では実感しています。

みなさんの中にもいろいろな自分がいらっしゃるのではないでしょうか。

まとめ

理解されない内向型がよりよく生きていくためのアクションプラン5選まとめ

理解されない内向型の人が、よりよく生きていくためのアクションプランを紹介いたしました。

「特徴を活かす」「前向きに開き直る」「充電する」「相談する」「変える」

この5つの中でできることから取り組んでみてください。

ここに挙げたアクションプランや私の体験例は、ほんの一例に過ぎませんが、みなさんご自身に合った方法が見つかることを心から願っております。

ABOUT ME
Kyuu
24歳のときから精神科やカウンセリングに通い「対人恐怖症」「SAD」などを発症。その後、30歳頃から回復し、2020年からWEBライターになったアラフォー男。趣味は、お酒と格闘技観戦。
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