「なんのために生きているんだろう?」
そんな風に考えたことはありませんか?
「最近いいこともないし、どちらかというと嫌なことが続いていて、生きている意味があるんだろうか」
「人間はひとりひとりに使命があるみたいだけど、自分の使命ってなんだろう」
このような悩みは、人間だれしも1度は考えることだと思います。
そして結局は解決できずに、いつもの日常へ戻っていくのです。
今回は、「自分の使命を知る方法」を3つお伝えします。
もちろん、生年月日や占いなど誰かの焼き増しのような方法ではありません。
結論から言うと、「自分の使命」は簡単には見つからないでしょう。
ゆっくりと時間をかけて探し出す必要があり、常日頃から「自分の使命とは何か」を意識しながら生活することが大切です!
使命とは「生きるための理由」
そもそも「使命」とは何か、考えれば考えるほど分からなくなってきませんか?
goo辞書では以下のように出てきます。
1 使者として受けた命令。使者としての務め。「特別な使命を帯びる」
2 与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務。「教師の使命」
引用:goo辞書
このように、自分の使命を探している人は、誰かからの与えられた役目を果たそうとしていることが分かります。
しかし、ほとんどの人が「人生においての役目」を与えられた覚えがないでしょう。
私たちが探し求めている「使命」と、実際の意味の「使命」は意味が少し異なります。
では、私たちが探し求めている「使命」とは何なのでしょうか?
私たちが探し求めている「使命」とは、「生きるための理由」です。
自分の使命(生きるための理由)を知ることで、自分がすべきことや、やるべきことが明確になります。
不安や悩み、ネガティブな思考回路に陥ることも少なくなるんです。
そのため、喜びや生きがいを感じながら生きられ、時間を無駄にすることがありません。
私たちは、ツラいことがあった時に藁にもすがる思いで「使命」を探ることで、知らないうちに、快適に過ごせる方法を模索しているのです。

自分の使命を知る3つの方法
自分の使命(生きるための理由)を知る方法は3つあります。
- 「今やっていることは、自分の使命なのか」を判断する
- 直感力を磨く
- スピリチュアル
どの方法も、すぐに効果の出るものではありませんし、1回で見つけられるとは限りません。
日頃から「自分の使命とは何か」と考えながら生活していれば、自分の使命が見つかる可能性が高くなります。
自分の使命を知る方法1:「今やっていることは、自分の使命なのか」を判断する
自分の使命を知る方法の1つ目は、「今やっていることは、自分の使命なのか」を判断することです。
今やっていることが使命なら全うすればいいですし、違うなら変更する必要があります。
方法は簡単で、以下に提示する項目と今やっていることを照らし合わせるだけです。
しかし、注意すべき点があります。
項目を照らし合わせる際に、当てはまらない理由を「周りの人や環境のせいにしない」ことです。
例えば、「やっている仕事に苦しみは感じないけど、上司の〇〇さんが怖くて苦手だから苦しい。」というような具合に、「やっていること」自体ではなく、それに関わる要因のせいにしないようにしましょう。
今やっていることは、自分の使命なのか?
- 喜びを感じられることか
- 苦しみを感じないことか
- 周囲が認めていることか
- 周囲に貢献できていることか
これらの項目全部に当てはまれば、自分がやっていることは、「自分の使命」に限りなく近いです。
逆に1つも当てはまらなければ、それは「自分の使命」とは程遠いということになります。
これで明確にならない場合は、ある程度の期間を設けて、今やっていることに集中してみましょう。
手加減はせずに、一生懸命取り組むことが大切です。
1カ月や半年経てば、それが楽しくなっているかもしれませんし、本当にツラいことかもしれません。
自分の使命ではないと判断できたときに、方向転換するようにしましょう。
この繰り返しが、自然と「自分の使命」へと向かっていくのです。


自分の使命を知る方法2:直感力を養う
自分の使命を知る方法の2つ目は、「直感力を養う」です。
ふとした直感やひらめきが「自分の使命」を導くのに必要だという考えもあります。
使命は考えて分かるものではなく、感じるものだからです。
自分の使命を知るためには、直感力を養う必要があるでしょう。
直感力を養う方法を、脳科学者の中野信子さんが紹介していましたので紹介します。
直感力を養うために大切なこと。
1.正解を選ぶ力ではなく、直感で選んだ答えに取り組み続けて正解にする力をつける。
2.直感に従った結果をブレずにやり通す力は、論理的な力の裏打ちから生まれる。
3.直感力に必要な自分をメタ的に見る力は、マインドフルネスで鍛えられる。
また、人間は思考を重ねて脳がまんぱいになった後に、リラックスしたり環境が変化すると直感が冴えやすくなるんです。
自分が好きな事を積極的に行ったりするのも、直感が冴えるコツの1つ!
日々の暮らしの中で感じた感覚やひらめきを逃さず行動に移し、最後までやり遂げましょう。
その直感が例え「間違い」であっても、取り組み続けて「正解」にすることが大切です。
直感→行動を繰り返すことで直感力は磨かれます。
トライ&エラーを繰り返すことが、自分の使命を導き出すパワーになるので、できるだけ多くの直感を拾い上げ、感じたことを行動に移していきましょう。


自分の使命を知る方法3:スピリチュアル
自分の使命を知る方法の3つ目は、「スピリチュアル」です。
スピリチュアルな考え方で、自分の使命を知る方法もあります。
「スピリチュアル」と聞くと、少し怪しい雰囲気を感じる方もいるでしょう。
ここでは怪しい集団への勧誘や、怪しい行いはしないので安心してください。
スプリチュアルな考え方だと、「この世には使命をもって誕生する」のですが、この世に誕生した時には忘れてしまいます。
忘れてしまうのには、以下の理由があるためです。
- 発見する喜びを知るため
- チャレンジ精神・向上心を忘れないため
- 人生をやり直すチャンスをもらっているため
最初から自分の使命を知っていたら、その使命を全うするために、自分にとって都合の良い選択肢しか選びませんよね?
そのため、我々はこの世に誕生するときには自分の使命を忘れて、困難な道を歩むことになっているのです。
ですが、忘れてしまった「自分の使命」は思い出すことができるのですが、思い出すには、使命を教えるのにふさわしい人間だと判断される必要があるんです。
教養が無かったり、使命を伝えることがデメリットとなる人間には、「自分の使命」を思い出すことはできません。
「自分の使命」は、「瞑想」をすることで教えてもらえます。
私たちには「守護霊」という、人を保護してくれる霊がついているのですが、瞑想をする際に「守護霊」がいるのを感じ取り、「自分の使命」は何なのか、を尋ねます。
瞑想の詳しいやり方は、以下の通りです。
①静かな邪魔の入らない部屋で行うこと
②体を締め付けない楽な服装
③どんな姿勢でも構わないので、長時間座れるように楽に座る
④軽く目を閉じ、深呼吸をする。
⑤短く吸って長く吐く。
⑥はじめは呼吸に集中し、いろいろなことが思い浮かんできてたら呼吸に意識を戻す。

使命を探し続けるのはやめよう
「自分の使命を知る」ことに時間を費やしすぎるのはやめましょう。
人生を見直す時間はとても大切なのですが、中には、置かれている状況を脱却できるような使命が見つかるまで、「自分の使命」を探し続ける人がいます。
その結果、人生のほとんどを「自分の使命」探しに費やしてしまうことになります。
「自分の使命」は、納得のいくものばかりではありません。
スピリチュアルな考え方では、チャレンジ精神や向上心を忘れないために、「自分の使命」をもって生まれたことを忘れていると伝えました。
困難な壁や悩みも「自分の使命」の一部だと割り切る必要も時にはあるのです。

自分の使命を知る方法のまとめ
今回は、「自分の使命を知る方法」を3つお伝えしました。
- 「今やっていることは、自分の使命なのか」を判断する
- 直感力を磨く
- スピリチュアル
「自分の使命を知る」ということは「生きるための理由を知る」ということです。
自分の使命を知ることで、やるべきことが明確になります。
そのため、ツラい思いをする機会が減り、生きやすくなるのです。
しかしながら、「自分の使命」を知るためには、一定の人生経験を積んでいないと探し出すことはできず、簡単に「自分の使命」を知ることはできないでしょう。
なので、納得のいく「自分の使命」を見つけ出すために、時間を費やすこともありますが、そこで立ち止まってはいけません。
生きていくためには、困難は付き物だと妥協する必要もあります。