あなたは、自分を高めよう!と勉強に励みたいと考えていませんか?
エン転職が行った「仕事に関連して、自分の知識量やスキルをもっと高めたいという意識はありますか?」というアンケートには、20~40代の社会人の半分以上が自分の知識量やスキルを高めたいと答えています。

「でも自分を高めるには、具体的にどんなことをすればいいの?」
と疑問に思うこともありますよね。
この記事では「自分を高めるのにおすすめな勉強と習慣」を紹介しています!
プライベートにも仕事にも活かせるような勉強と、今すぐ始めたい簡単な生活習慣を紹介!
「継続できるか不安だな…」
という方もいらっしゃると思いますので、勉強と生活習慣を「習慣化」できる5つの方法もお伝えします!
この記事を読むと、「自分を高める勉強や生活習慣」を「習慣化」できるようになります!
自分を高めるのにおすすめな勉強内容7選!
新たな事に挑戦し、自分を高めよう!と決意したはいいものの、どんなことを始めたらいいのか分からない人もいらっしゃるでしょう。
そこでこの項目では、自分を高めるのにおすすめの勉強内容を7つ紹介します!
社会人なら、これから会社で活かせるスキルもありますし、学生なら就職に有利になるようなものも入っています。
副業として人気のカテゴリもあるので、突き詰めることで将来的には独立してフリーランスとして働けるかもしれません!
1-1.語学の勉強
自分を高めるのにおすすめな勉強1つ目は「語学の勉強」です。
語学といえば「英語」を思い浮かべる人も多いと思いますが、とくにこだわりがないのであれば、自分が興味のある国の言語を学ぶのが良いと思います。
英語に興味がないのに英語を勉強しても、モチベーションが低下してしまうためです。
しかし、「英語」を学ぶことで、自身の強い武器になることも事実!
海外・国際部署などがある会社へお勤めなら、海外への異動や転勤も選択肢に入れられ、仕事の幅が広がります。
それだけでなくとも、英語を学ぶことで、得られる情報の量が多くなるというメリットもあるのです。
インターネット上で使われている言語は、英語が1番多く使われていることが分かっており、その差は日本語の約10倍にもなります。
出典:Internet Statistics│Top Ten Internet Languages in The World
すなわち、英語を駆使できれば、得られる情報の量も増やせるのです。
中国語も言語の勉強におすすめ!
中国語は、上のグラフでは、インターネット上で使われている言語の「2位」に位置していましたね。
世界有数の統会社「Statista」は、今後、中国語が一番話される言語になると予想しています。
中国語は中国だけでなく、台湾・シンガポール・マレーシアでも母国語として使用されています。
それだけでなく、中国本土より移住し世界で活躍している「華僑」と言われる人達が、約6,000万人おり、世界各地で中国語が使われているからです。
2000年以降の中国の経済が急成長したことを受けて、ビジネスチャンスを狙う国も増えたため、中国語が使用できることで、会社にも重宝される人材になれるでしょう。
1-2.プログラミング
自分を高めるのにおすすめな勉強2つ目は「プログラミング」です。
加速していくIT化に対して、プログラマーの数は圧倒的に少ないと言われています。
プログラミングを勉強しておくことで、万が一に転職をすることになっても、プログラマーは需要のある職業なので、職に困ることはほぼないでしょう。
「プログラマーになるには、資格が必要なの?」
という疑問もあると思いますが、プログラマーを名乗るのに資格は必要ありません。
しかし、実際にプログラマーとして働く際に、知識やスキルを確認するために、資格を求められることがあります。
経済産業省の国家試験「基本情報技術者試験」はIT業界では認知度が高く、評価が得られやすい資格です。
ITに関する資格は数多くありますが「基本情報技術者試験」は、IT業界で唯一の国家資格なので、将来的には挑戦しておきたい資格になります。
公式サイト:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
2021年度の春期試験の合格率は、受験者の約半分が合格した「49.9%」。
参考: 日経XTECH 「基本情報技術者試験」の合格率が2倍以上に増加中、その理由を探る
決して簡単というわけではないですが、IT業界に興味がある人は、持っておいても損はない資格です。
1-3.動画編集
自分を高めるのにおすすめな勉強3つ目は「動画編集」です。
YouTubeをはじめとする、動画投稿サイトへ動画をアップすのに必要不可欠な技術になります。
動画編集は、副業に人気のジャンルの1つになっており、副業として始める際には、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトなどで、仕事を請け負うことが主です。
こちらも資格はとくに必要ありませんが、発注側の要望を動画編集に反映できるかが重要で、そのスキルを確認するために「ポートフォリオ」という作品集を求められることもあります。
もちろん、趣味としてYouTubeに動画をアップロードしたい方にもおすすめです!
1-4.WEBライティング
自分を高めるのにおすすめな勉強4つ目は「WEBライティング」です。
日本語ができる人なら、誰でも身に付けることができるスキルになります。
そのため、始めるまでのハードルが低いことと、本を読んで勉強することもできますが、YouTubeで情報を発信している方が多く、ラジオ感覚で勉強できるので、勉強のハードルも低いのが特徴的です。
AIなどによる技術の発展で、なんでも自動化になる中、AIにはできない、感情がこもった言葉を届けることができるWEBライティングは、個人的に勉強する価値があると思います!
WEBライターを名乗るのにも資格は特に必要ありませんが、「Webライティング能力検定」という資格を持っていれば、就職や転職に有利になります。
私がWEBライティング入門におすすめする本は「「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」という本です。
この本そのものが、WEBライティングに必要な要素で構成されており、ブログを読んでいるかのように、非常に読みやすいと感じました。
「本なんてめったに読まないから読破できるか心配!」
という人でも、気になる所からつまみ食いができるのもおすすめポイントです!
当サイト「LDM」の運営代表である西村が作成したライター養成通信講座の「ライタースキル大百科」もかなりのオススメ。
ひいき目なしに、初心者でもわかりやすく、すぐに使える穴埋めテンプレートも満載で、コスパも抜群です(同様のボリュームの他の通信講座と比較してなんと半額以下!)。

1-5.WEBデザイン
自分を高めるのにおすすめな勉強5つ目は「WEBデザイン」です。
WEBデザインは、単にデザインスキルが上がるだけではありません!
- WEB製作をするのに必要な「専門知識」が習得できる
- ユーザーの傾向を把握しデザインに反映させることでマーケティングスキルを身に付けることができる
WEBデザインは、HTMLやCSSといった言語だけでなく、PhotoshopやIllustratorといったAdobe製品などのスキルの習得も求められるため、多岐にわたる専門知識が必要となります。
また、ユーザーがどのようにしてページを閲覧するのか、どうしたらページの回遊率がアップするのか、などを考えながら制作していくため「マーケティングスキル」が身についていくのです。
勉強方法は以下の二つが主流になります。
- 独学(参考書籍・YouTube)
- スクールに通って勉強
WEBデザインは多岐にわたるスキルが必要なため、独学だと限界を感じる人も多く、途中からスクールに変更する人も多いようです。
WEBデザインを仕事にするときも、特に資格は必要ありませんが、実績やスキルの確認のため「ポートフォリオ」の提出が求められることがあります。
おすすめの資格は、厚生労働省が唯一認めている国家試験「ウェブデザイン技能検定」です。
1~3級のレベルがあり、3級が最も簡単な級です。
筆記と実技、2つの試験に分かれており、デザインスキルが試されます。
幅広い知識を身に付けたい方や、既にデザインスキルを持ち合わせている方におすすめの勉強です!
1-6.PCスキル
自分を高めるのにおすすめな勉強6つ目は「PCスキル」です。
普段、使用しているパソコンのスキルを、より高めていくことで、情報処理能力をさらにスピードアップし、仕事の効率を上げることができます!
社会人に求められる、基本的なパソコンスキルは、Microsoft系のソフトウェアである「Word、Excel、PowerPoint」です。
使い慣れているこれらのソフトですが、
「基本的なことしか知らない」
「いつもお決まりの動作しか行わない」
という方も多いのではないでしょうか?
知識を広げることで、今まで行っていた情報処理が、もっと簡単にできる可能性を秘めていたり、上司・同僚・後輩のトラブル発生時にも対応できたりするので、評価をあげることにも繋がります!
実は、「MOS」という、マイクロソフト社のオフィス製品を利用するスキルを証明する資格あるのです。
「スペシャリスト」と「エキスパート」というレベルが存在し、それぞれの合格率は以下の通りです。
- スペシャリスト:約80%
- エキスパート:約60%
Word、Excel、PowerPointは、いずれも会社で使う頻度が高いソフトなので、資格を持っておくと、就職や転職でも有利に働きます。
1-7.ビジネスマナー
自分を高めるのにおすすめな勉強7つ目は「ビジネスマナー」です。
あなたは、ビジネスマナーを学んだことはありますか?
「勝手にランキング」というサイトが行った「あなたはビジネスマナーをどうやって学びましたか。」のアンケートでは、ビジネスマナーを勉強したことがない人が約半数という結果でした。

参考:勝手にランキング ビジネスマナーは完璧?検定を受験したことはある?
これを機に、誰も深く勉強していないであろうジャンルを勉強してみるのもよいでしょう。
ビジネスマナーを学んでいないと、間違ったことを後輩に教えてしまう、取引先に失礼な行為をしてしまう可能性もあります。
「自分は会社の顔なんだ!」
という自覚とともに、ビジネスマナーを学ぶことで、取引先との商談、電話、メール、名刺交換などで、好印象を持たれるかもしれませんよ。
「ビジネス実務マナー検定」というものがあり、就職や転職の際のアピールポイントにでき、私生活の冠婚葬祭にも活かすこともできます!
公式サイト:ビジネス系検定
自分を高めるのにおすすめな習慣5選!
ここまで、自分を高めるのにおすすめな勉強を紹介してきました。
自分を高める方法は、勉強だけではありません。
あなたは、生活の質を表す言葉である「QOL」(クオリティオブライフ)という言葉をご存知でしょうか?
私たちが生活するうえでの「満足度」を指し示すバロメーターのひとつです。
普段の生活の質を高めることで「QOL」をあげることもでき、結果的に自分を高めることにも繋がります。
今回は、そんな「QOL」を上げる生活習慣を5つピックアップしました!
2-1.早起きをする
自分を高めるのにおすすめな習慣1つ目は「早起きをする」です。
「早起きは苦手だ~」
という人もたくさんいると思いますが、早起きは、1日の「質」を左右する大事な要素になります。
早く起きた朝の時間は、誰にも邪魔できない自分だけの時間を確保するのにぴったりな時間だからです。
心理カウンセラーの中島輝氏は著書でこう綴っています。
1日の始まりに、誰にもじゃまされない朝のゴールデンタイムを持つこと。そこで気持ちよくなれる新習慣に取り組むこと。そして、あなたをご機嫌にしてくれる習慣を定着させること。これが成功したら、大げさではなく人生が変わります。
なぜなら、1日の始まりをご機嫌なものにできると、その日を自己肯定感高く過ごすことができ、「1日」というルーティンのくり返しの質が劇的に向上するからです。
朝起きたときの過ごし方で、その日の気分もガラッと変わるものです。
ワクワクした気分で朝を過ごすことができたら、その日1日、いい気分で過ごせます。
そのため、1日のスタートダッシュをどう過ごすかが、1日の「質」に影響するのです。
人間はやりたいと思ったことや、ワクワクしながら取り組めることに、脳は素早く覚醒すると同書では綴られています。
朝早く起きて、勉強するのもよし、運動するのも良し、自分が心を躍らせていることには、朝からでも積極的に取り組めるしくみになっているのです。
朝の時間はだらけて過ごすのではなく、自分を高めるために使うことが理想でしょう。

2-2.運動をする
自分を高めるのにおすすめな習慣2つ目は「運動をする」です。
言うまでもなく、運動が体に良いという事は、誰もが承知のことだと思います。
しかし、具体的にどんな効果が得られるか、把握していない人が多いでしょう。
運動を習慣化することで、以下のような効果が得られます。
●からだ的な効果
運動の効果はからだの機能面によく表われますが、疾病に対しても効果があります。
- 健康的な体形の維持
- 体力、筋力の維持および向上
- 肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防
- 加齢に伴う生活機能低下(ロコモティブシンドローム)の予防
- 心肺機能の向上により疲れにくくなる
- 腰や膝の痛みの軽減
- 血行促進により肩こり、冷え性の改善
- 抵抗力を高める(風邪予防)
●精神的な効果
思いっきり走った後に、爽快感や達成感などとても良い気分になった経験がある方も多いのではないでしょうか。このように運動をすると精神面にも様々な良い影響を及ぼします。
- 認知症の低減
- 不定愁訴の低減
- 気分転換やストレス解消
身体的に良い効果があるのはもちろんのこと、精神的にもいい影響を与えることが分かっています。
息がはずむような運動の後に、爽快感を感じたことがある人も多いでしょう。
そういった、爽快感や達成感が気分転換やストレスの発散に繋がっているのです。
「具体的にどのくらいの頻度で、どんな運動をすればいいの?」
厚生労働省が発表したデータによれば、息が弾み、汗をかく程度の運動を週2回、30分行うと良いとされています。
例えば以下のような運動です。
ボウリング、社交ダンス、自体重を使った軽い筋力トレーニング、ゴルフ、ラジオ体操第一、卓球、ウォーキング、野球、ゆっくりとした平泳ぎ
気軽に始められそうな、筋トレ、ラジオ体操、ウォーキングあたりを日常に取り入れて習慣化してみてはいかがでしょうか?
健康ありきで「生活」が成り立っているので、運動はすぐにでも取り入れたい習慣です。
2-3.身の回りの整理整頓をする
自分を高めるのにおすすめな習慣3つ目は「身の回りの整理整頓をする」です。
身の回りを整理整頓や、片付けをすることで、物理的にも精神的にもスッキリしますよね。
習慣化コンサルタントの古川武士氏は、朝に15分、片づけることを推奨しています。
片づけることで、物を探す時間が減る、探し物が減ってストレスを軽減、既に持っている物の買い足しを防げるのです。
「テスト勉強をしなくちゃいけないのに、なんか掃除したくなってきた」
学生のころ、このような誘惑が襲ってきたことはありませんか?
この理由には主に2つあります。
- 勉強を先延ばしにするための「言い訳」
- 部屋が散らかっていると気になる
常に整っていれば、勉強を先延ばしにする言い訳や、気になって集中できないということを防ぐことができるのです。
家で勉強を考えている人は、整理整頓・片付けの習慣を取り入れてみましょう。
2-4.目標を持つ
自分を高めるのにおすすめな習慣4つ目は「目標を持つ」です。
目標を掲げることで、何事に対してもモチベーションを維持できます。
また、やるべきことが明確になって、目標に向かってぶれずに筋の通った行動を貫けるのです。
目標が大きすぎたり、達成までに時間がかかったりする場合は、小さな目標を立て、成功体験を積み重ねることで、モチベーションが持続しやすくなります。
目標を立てる場合には、できるだけ具体的に「数値化」すると良いでしょう。
例えば「1カ月に本を3冊読む」や、仕事なら「取引先を10社増やす」などです。
こうすることで、目標を達成するための行動計画や、達成度を把握しやすいメリットがあります。


2-5.良質な睡眠をとる
自分を高めるのにおすすめな習慣5つ目は「良質な睡眠をとる」です。
睡眠は、精神と体力を回復させるのに大切な時間になります。
睡眠の質が悪いと心身の健康にも大きな影響をもたらすのです。
厚生労働省健康局が発表した、「健康づくりのための睡眠指針 2014」では良い睡眠を取るために心がける「睡眠12箇条」が記載されています。
- 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
- 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
- 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
- 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
- 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
- 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
- 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
- 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
- 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
- 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
- いつもと違う睡眠には、要注意。
- 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
睡眠前のテレビ・パソコン・スマートフォン・タブレットの使用には要注意です。
メラトニンという睡眠を促すホルモンの分泌量が抑制されてしまいます。
眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりするので控えましょう。


自分を高めるための勉強や習慣を「習慣化」する方法5選!
「勉強するぞ~!」
「運動するぞ~!」
と、最初はやる気に満ちていたも、なかなか続かない人も多いのでは?
エン転職の「社会人の学習習慣」についてのアンケートでは、
「仕事が忙しくて勉強する時間が無い」
「何となく先延ばしにしている」
と答える人も多くいました。
勉強やスキルアップを志しているものの、実際に行動に移せない人がいることが分かりました。
総務省統計局の調査によると、社会人の勉強時間は「6分」程度!
勉強をしたい気持ちはあるけど、毎日仕事、帰ってきたらご飯を食べて寝てしまう人も多いでしょう。
この項目では、自分を高める勉強や習慣を「習慣化」する方法を5つ紹介します。
3-1.自己肯定感を高める
心理カウンセラーの中島輝氏は「習慣化」には自己肯定感を高めることが大切だと語っています。
習慣化が上手くいかなかったときには「自分はダメなんだ」と自己肯定感が低くなり、
習慣化が上手くいったときには「自分ならできるぞ!」と自分を信じることができ、成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高めることができます。
自分に自信がない人や、自分に否定的な人は、まず自己肯定感を高めることから始めてみてはいかがでしょうか?

3-2.If Thenプランニング
「習慣化」には、If Thenプランニングを用いて目標を立てることも効果的です。
If Thenプランニングは「If:もし○○したら」「Then:△△をする」のように、「いつ」「何を」するのかを決めておく、目標達成テクニック!
コロンビア大学の社会学者ハイディ・グラント・ハルバーソン氏が、ニューヨーク大学の心理学者ペーター・ゴルヴィツァー氏とともに考案しました。
例えば以下のような感じで目標を立てます。
「お風呂から上がったら、歯磨きをする」
「勉強をしたら、お菓子を食べる」
If Thenプランニングを知らなくとも、もしかしたら自然とこのように「○○したら△△をする」という習慣が、あなたの中にいくつかあるかも知れませんね。
If Thenプランニングを実行することで、ただタスクをこなすより、実行率が2~3倍にまで上がったそうです。
If Thenプランニングを試す際も【2-4.目標を持つ】でお伝えしたように、具体性を持たせて実行するようにしましょう。
例えば以下のような感じです。
「毎日6時半になったら30分間ウォーキングをする」
「月・水・金の20時になったら、30分間勉強する」
具体的な目標や達成度を把握したい人は、If Thenプランニングがおすすめ!
3-3.仲間を作る
「習慣化」には、一緒に勉強をする仲間をつくることも効果的です。
モチベーションを維持するのはもちろん、励ましあいながら、時には監視の役割にもなります。
また、筑波大学大学院体育科学研究科の横山典子氏らが行った「中高年の運動の習慣化」に関する実験によると、「個人運動のグループ」と「集団運動のグループ」では、「集団運動のグループ」の方が出席率が多く、自己評価・満足感・達成感などの有能感が大きく働き、習慣化の成功率が高まりました。
横山典子(2003),”中高年者における運動教室への参加が運動習慣化個人的要因に及ぼす影響 ー個別実施運動プログラムと集団実施運動プログラムの比較ー” 体力科学,Vol. 52,pp.249-257.
「どうやって仲間を見つけるの?」
という疑問もあるでしょう。物理的に人が集まるのが難しい場合もありますよね。
そんな時は、オンラインで一緒に勉強や作業をする仲間を見つけることができるのです!
仲間を見つけるには以下の方法が考えられます。
- アプリを使う
- Twitterで呼びかける
- YouTubeやツイキャスなどで生配信をする
みんチャレという「三日坊主防止アプリ」があり、一緒に勉強や作業を「習慣化」したい仲間を見つけられます。
みんチャレは専門家監修の元に作成された、
5人1組で続ける「習慣化アプリ」です。引用:みんチャレ
TwitterなどのSNSを駆使して、仲間を集める、仲間に入れてもらうことも可能です。
YouTubeやツイキャスなどの生配信サイトでも、仲間を見つけることもできます。
自分で配信してみるも良いですし、視聴者として参加するのも良いでしょう。
誰かと励ましあいながら習慣化したい人は、仲間を見つけることがおすすめです!

3-4.環境を整える
「習慣化」には続けられる環境を整えることも重要です。
行動心理コンサルタントの鶴田豊和氏は、著書の中でこう綴っています。
英語力を身につけるために必要なのは、学習を続けられる環境なのです。環境という「他力」を活用することなのです。英語力をつけたいと思ったら、教材を買ったり、英単語を暗記したりする前に、まずは学習を続けられる環境づくりから始めるといいでしょう。これは英語学習に限らず、ほとんどの学習系に当てはまります。
「家だと集中できないから、カフェに行って勉強をする」
「1人だとサボるから、ジムに行って筋トレをする」
このように、自分が集中できる環境、続けられる環境を整えることが大切なのです。
先ほどの「仲間を作る」という行為も環境作りの一環になるでしょう。
集中できなかったり、習慣化できなかったりする要因を洗い出して、環境を整えてみることから始めましょう。

3-5.小さな目標を立てる
「習慣化」には、小さな目標の達成を積み重ねることも大切です。
『小さな習慣』という本には、目標を小さくし、ハードルをグンと下げて行動を促しやすくし、続けることが大切だと綴られています。
「習慣化」や「続ける」ということは、モチベーションの維持が何もよりも重要です。
大きな目標やハードルの高い目標は、達成までに時間がかかるので、いつまで経っても達成感を得られず、投げ出してしまう原因になります。
小さな目標やハードルの低い目標を繰り返し立て続けることで、達成感を短期間で得られるうえにモチベーション維持にも繋がるのです。
とにかく続けることを重視したい人は「こんな小さな目標バカみたい…」というところまでハードルを低くするのをおすすめします!

勉強が続かない!習慣化できない5つの理由
「どんな手を使っても、勉強も運動も長続きしない!」
なぜそんなことになってしまうのでしょうか。
習慣化できないと思われる原因を5つ考えてみました。
自分自身の生活習慣と重ね合わせて、対策を練ってみましょう。
4-1.勉強をする場所が決まっていない
習慣化コンサルタントの古川武士氏は、勉強をする場合は、勉強専用のスペースを設ける必要があるといいます。
例えば、勉強専用の机を用意しておいたとしても、そこでスマートフォン・本・パソコン・休憩など、勉強以外の行動を行ってしまうと「勉強」以外の目的に流されやすくなるんだそうです。
誘惑に流された結果、勉強に身が入らなくなり、続かなくなる原因となります。
勉強をするのならば、勉強専用のスペースを設けるようにしましょう。
4-2.完璧主義な性格
また、古川武士氏は「続けられない人は例外なく完璧主義者」と東洋経済オンラインで語っています。
「やるからには完璧にこなさなくては!」
と無意識のうちにハードルを高めている人も多いのではないでしょうか?
完璧主義な人は、完璧にこなせないと、目標を先延ばしにする、後回しにする、などの傾向があります。
【3-5.小さな目標を立てる】でお伝えした通り、続けるためには、最初のハードルは低く設定してあげることが効果的です。
4-3.負担感が強い

参考:動機づけ理論
人間は、「やる気」より「負担感」が勝っていると、実行に移せないと言われており、心理学の「シーソーモデル」という概念で説明ができます。
「負担感」の原因を洗い出し、解消してあげることで「やる気」を引き出せます。

4-4.目標が高すぎる
目標が高いと、達成までに時間がかかり、達成しないうちに飽きる可能性があります。
時間がかかると、「やる気」が「負担感」に変わりやすくなるので【3-5.小さな目標を立てる】でもお伝えした通り、目標は小さく立てて、モチベーションを維持するようにしましょう。
4-5.成果を早く求めている
すぐに成果を求めようとすると、実際の進捗状況とのギャップで、モチベーションを維持できません。
習慣化するには時間を要することを覚悟し、余裕をもって取り組むことが大切です。
まとめ:勉強も習慣も「習慣化」させて自分を高めよう!
- 自分を高める勉強には、プライベートで役立つものから、仕事に活かせるものまで多岐にわたる!
- 自分を高める勉強のメリットは、キャリアアップや昇給に繋がる、資格を取ると就職や転職に有利、副業を始められるといったものがある!
- 自分を高める習慣のメリットは、QOLが上昇し、生活に対する満足度も上昇する!
- 何も続けられない!そんな時は目標に対するハードルを下げて実践する!
自分を高めようと何か始めようと思っても、なかなか続かないという人が多いです。
まずは、何かを始めようとしている自分に対して拍手を送ってあげましょう。
そして、勉強や習慣を「習慣化」させるこはとても難しいことだと理解したうえで、勉強や習慣に対する目標は、かなり低めに設定してあげることが「習慣化」のコツです。
この記事があなたの「自分を高める」ための助けになれますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。