心理学

「自分が嫌いだから変わりたい」と思った時の考え方とポイント3つ

自分が嫌い 変わりたい

「自分の性格が嫌い!」
「こんな自分はもう嫌だから、変わりたい」
「変わりたいと思っているけど、具体的に何をすればいいのだろう・・・」

自分の性格がほとほと嫌になって、変えたいなと思い悩んだ経験はありませんか?

性格というものは目に見えるものではなく、人によって物事の捉え方も異なるので、誰かに相談することも難しいですよね。

自分を変えたいと思ったら、自分のことを受け止め、なりたい人物像に向かって行動することが大切です。

他人に相談するにも少し戸惑ってしまう、「自分が嫌いだから変わりたい」という悩みを解決するための、具体的な考え方やポイントを解説していきます。

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「自分が嫌い」変わりたいのにどうしたらいいか分からない理由


自分が嫌いだから変わりたい」と思っても、どうしたらいいか分からない時は辛いですよね。

理由はいろいろ考えられますが、今回は私の過去の経験も交えながら3つのことを例に解説します。

自己否定が強い

自分には良いところなんてない」と決めつけて、自分を否定してしまってはいませんか。

人は悪い面も、良い面もそれぞれ持ち合わせているものです。

自己否定が強くなっている状態の時は、自分の良いところになかなか目を向けられず、ダメな所ばかりが気になります。

自分に自信が持てず過小評価していると、自己否定も強くなっていき、「自分は変われるんだ」というイメージ自体もしづらいです。

完璧主義になっている

私は「自分に自信がないのに、完璧主義な訳がない」と思っていましたが、自信がないからこそ悪いところはすぐに見つかり、直そうと必死でした。

人には長所もあれば短所もあるという当たり前を分かっていたはずが、嫌なところは絶対に直そうと考えていたのです。

過去の私のように完璧主義の自覚がなくても、「普通は◯◯するべき」と自分で積み上げた常識に縛られ、知らず知らずのうちに完璧を求めていることもあります。

完璧な人間はいないにも関わらず、無意識に完璧を目指しているので、どうすればいいのか分からず迷路のような状態です。

変わるための明確な目的がない

例えばなんとなく「変わらないといけないな」と思っているだけの場合は、変わってからどうありたいのか、何がしたいのかという目的がありません。

また変わろうと思った過程において、他人の意見や世間の声を気にして変わろうとしていると、なかなか自分の本心が見えづらいです。

自分の中に変わりたい目的がないと、どうすればいいのか分からなくなります。

変わりたい「理想」をイメージする


自分が嫌いで変わりたいと思ったら、まずは変わった後のイメージや理想となる状態を言語化してみましょう。

曖昧な目標よりも、具体的な目標設定が効果的であると考える「目標設定理論」では、具体的な目標を定める7つのステップが紹介されています。(参考:モチベーション・マネジメント協会「目標設定理論」

7つのステップの第一歩は、目的や課題を明確にすること。

あくまでも自分の中にある「理想」を見つけ出す作業なので、見栄を張ったり世間体を気にしたりして自分を誤魔化さず、本心で考えます

自分の理想やなりたい姿がすぐには分からない場合は、自分が嫌いだと思っていることと逆の人物像を想像すると考えやすいです。

まずは自分の「理想」をイメージし、変わりたい人物像が見えてきたらどうすれば近づけるのかという課題も見つけていきましょう。

「理想」に近づく目標を具体的に設定する

理想や、思い描くイメージに少しでも近づくための目標を具体的に設定します。

「理想とする自分」に変わるためのモチベーション維持や向上には、具体的な目標が必要です。

まずは小さな目標から考えましょう。

最初から大きすぎる目標や、無理をしないと達成できない目標にすると、途中でくじけてしまったり、達成できなかったりした時に自分を責めることにも繋がります。(参考:三浦麻子「課題遂行におよぼす目標設定と自律性の効果」

小さな目標から設定していく「スモールステップ」を活用することで、目標達成を目指すにあたりポジティブな効果が得られるのです。

実験後に目標に向けた行動が実行できそうという感覚や、これから先、何をすべきかが明確になったという感覚、目標達成のための行動案が増加していたため、先行研究と同様の効果が生じたと考えられる。

引用:瀧川佳苗、鈴木俊太郎「スモールステップ方略が目標達成に及ぼす影響ースケーリング・クエスチョンを用いたスモールステップ方略の提案ー」

例えば、すぐに怒ってしまう自分を変えたいという場合、「怒りを感じたら、一度息を吐いて3呼吸する」「10秒数える」など、具体的ですぐにできそうなことを目標にします。

スモールステップを利用して、徐々に自分の理想に近づくような目標を決めていきましょう。

「自分が嫌い」だから変わりたいと思った時のポイント3つ

4-1.やると決めたら行動に移す

やる気が湧いたらすぐに取り掛かることが大切です。

スタンフォード大学の健康心理学者であるケリー・マクゴニガルは著書の中で、こう言っています。

”人には「明日はもっとできる」と考える習性がある”
”つねに「将来の自分」を過大評価している”

引用:ケリー・マクゴニガル=著者、神崎朗子=訳者『スタンフォードの自分を変える教室』大和書房(2015年)159頁、273頁

特に「将来の自分」を過大評価しているというのは、とても的確に私たちのことを表現していますね。

1月1日になると去年できなかったことも、なんだか今年は達成できるような気がして、今年の抱負を考える人は多いです。

明日からやろう」「週末にたっぷりと時間をとって考えよう」ではなく、自分を変えたいと思った時に、まずは自分がどんな人間になりたいのか考えてみるようにしましょう。

4-2.嫌いな自分を受け止める

嫌いなところを無理に納得させて受け入れるのではなく、「自分はこういう考え方をして、こう感じているんだな。」と思うだけで良いです。

自分を受け止めるということは、どうしたらいいのか分からない原因の1つでもあった、「自己否定が強い」こととも繋がっています。

自己否定が強いと嫌いな部分を受け入れる余白がなく、とにかく早く自分を変えることばかりに意識が向きがちです。

まずは嫌だなと感じている自分の性格を受け止めてみましょう。

岸見一郎さんの著書『嫌われる勇気』の中では自己受容として語られています。

60点の自分に「今回はたまたま運が悪かっただけで、本当の自分は100点なんだ」と言い聞かせるのが自己肯定感。それに対し、60点の自分をそのまま60点として受け入れた上で「100点に近づくにはどうしたらいいか」を考えるのが自己受容。

引用:岸見一郎『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』ダイヤモンド社(2013年)225頁

自己受容では良い一面だと思い込むのではなく、受け止める、受け入れるだけです。

良い悪いと判断するのでもなく、ただ受け止めてみましょう。

4-3.うまくいかない時に気をつけたいこと

自分が嫌いで変わりたいと行動する中で、うまくいかない時こそ気をつけたいことは、焦ったり、他人と比べたり、頑張りすぎたりしないということです。

「やると決めたら行動に移す」の項目でも紹介した書籍に、”慰めの言葉で「どうにでもなれ効果」が緩和される”とあります。

何かを決めて頑張っていても、自分のちょっとした行動に罪悪感を感じると、人は羽目を外して行動してしまうというのが「どうにでもなれ効果」。

しかしなぐさめられたり、自分を許すことで、投げ出してしまいそうになる衝動を抑えられるのです。

焦らない

長年自分に染み付いた考え方や、習慣をすぐに変えることは難しくて当然

例えば20年間自分が当たり前に行なってきたことを、1ヶ月で変えられるような人であれば、自分を嫌いになることもないでしょう。

短期間で変わらないとペナルティが発生する、という決まりもないので、ゆっくりと変わっていきましょう。

他人と比べない

日本人の場合は他人と比較する場合に、自分に対しては低く評価する傾向にあります。

人にはそれぞれ得意なことと不得意なことがあり、変化するのに適した時間やスピード感も異なります。

自己否定が強くなってしまっている間は特に、他人と比べると自分の嫌なところが目につきやすいので、まずは自分の変化に目を向けるようにしましょう。

頑張りすぎない

変わりたいと思うまでには多くの時間を費やしており、自分を変えたいと思えた時点で大きな変化であり、成長です。

「何がなんでも変わらなければならない」と頑張りすぎると、余裕がなくなり、小さな失敗も許せなくなります

さらに失敗が許せなくなると、失敗を悪いものと思い込み、失敗した自分を責めることにも繋がりかねません。

失敗を過度に恐れたり、自己嫌悪に陥ったりすると、自分が取り組んでいる目標や変わりたいという思い自体に、ネガティブな感情が湧き起こってきます。

肩の力を抜いて、焦らず、比べず、無理せず続けられるような頑張り方を心がけましょう。

参考:ケリー・マクゴニガル=著者、神崎朗子=訳者『スタンフォードの自分を変える教室』大和書房(2015年)唐澤真弓「日本人における自他の認識ー自己批判バイアスと他者高揚バイアスー」

まとめ

自分が嫌いだから変わりたいけれど、どうしたらいいのか分からない理由や、変わるために役立つ考え方をご紹介しました。

「自分が嫌い」な状態の時は、悪いところを受け止めるということ自体が難しくなっています。

無理に肯定するのではなく、自分のダメだと思っている一面を受け止めて、理想とする人物像についてイメージし、近づくための具体的な目標を考えることが大切です。

「変わりたい」と頑張ることは素敵なことですが、焦ったり、他人と比べたり、頑張りすぎて疲れないように自分に寄り添いながら成長していきましょう。

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