「内向型の自分に向いている仕事なんてあるのかな…」
そう思っていませんか?
結論から言うと、あります。
しかも、会社員ではなくフリーランスです。
フリーランスとして働くと、内向型の強みを生かして働くことができますよ。
内向型コンサルタントの堤ゆかりさんも、内向型は組織で働かなくて良いと著書で言っています。
この記事では、内向型がフリーランスに向いている理由と、オススメの仕事を紹介します。
フリーランスとして一歩を踏み出せば、内向型の強みを生かしながら仕事ができますよ!
内向型がフリーランスとして仕事をすべき5つの理由

内向型はいろんな長所を持っています。
以下の記事に詳しく書かれているので、興味があれば見てみてください。

内向型は、フリーランスという働き方と相性がとても良いです。
どんなところがマッチしているのでしょうか?
大きく分けて5つあるので、順番に紹介していきます。
集団行動が合わない
内向型は外向型と違い、一人の方がいいと感じます。
そのため、会社員のような集団行動は合いません。
例えば、複数人で連携してコミュニケーションを密に取り合う仕事より、一人で黙々とできる仕事の方が良いというわけです。
心理療法士のマーティ・O・レイニーさんは、著書で以下のように述べています。
外向型の人が、さまざまな刺激のなかで活気づくのに対し、内向型の人は多すぎる刺激をもてあます。(中略)内向型には、物事をじっくり考え、自分を充電するための静かな場所が必要なのだ。
引用元:マーティ・オルセン・レイニー/務台夏子(2013)『内向型を強みにする』パンローリング
一人でできることの多いフリーランスの方が、向いていると言えそうですね。
発想力がある
内向型は、他の人にあまり考えを話さず、自分の頭の中でおしゃべりしたりイメージしたりします。
これは「デフォルト・モード・ネットワーク」といい、アイデアやひらめきが生まれやすい考え方です。
「デフォルト・モード・ネットワーク」に関しては、以下のような論文の一説があります。
デフォルト・モード・ネットワークは , 外的に注意を向ける課題では活動が低下するのに対し,内的な処理を行っているときに活動増加を示す神経ネットワークである。
引用元:瞬きにより明らかになったデフォルト・モード・ネットワークの新たな役割
つまり、他人のことを気にするより、自分の頭の中で考える作業の方が活発に活動できるということです。
一人で黙々と考えて動くことの多いフリーランスは向いていると言えます。
集中力が高い
内向型は外向型と比べ、集中力が高いです。
相対性理論を唱えたアインシュタインや、Microsoftの創設者ビル・ゲイツも内向型だと言われており、成功者には内向型が多いという話もあります。
確かに集中力のある人の方が成功するだろうというのは、想像がつきますよね。
内向性研究の専門家であるスーザン・ケイン氏は以下のように述べています。
内向型はゆっくりと慎重に行動することが多い。一度にひとつの作業に集中するのを好み、素晴らしい集中力を発揮できる。
引用元:スーザン・ケイン(著), 古草 秀子 (翻訳) (2015)『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』講談社+α文庫
専門的な一つの仕事をするため、集中力が欠かせないフリーランスにとっては、内向型というのは大きなメリットになりますね。
特定分野に詳しくなれる
上記で出てきた通り集中力と発想力があるので、特定の分野にものすごく詳しくなれます。
内向型は自分が興味を持ったことしかやらないです。
逆に言えば、自分が興味を持ったことはとことん調べます。
これも、内向型に成功者が多い理由かもしれません。
一つの分野に特化した仕事をするフリーランスとして働けば、強みを最大限に発揮できますね。
連絡は基本チャットツール
フリーランスとして働くと、電話はほとんど使いません。
連絡はチャットツールでできるので、電話が来て集中が途切れたり、言葉遣いやコミュニケーションのトラブルで悩んだりすることが減ります。
会社で働くと嫌でも電話を取らないといけなかったり、会議で発言しなくてはいけなかったりと、人との関わりは避けられません。
外部からの刺激を持て余してしまう内向型にとっては、必要最低限の連絡で済むフリーランスという働き方は魅力的ですね。
内向型フリーランスにオススメの仕事5つ

内向型はフリーランスがオススメという話をしましたが、「じゃあ実際にどんな仕事をすればいいんだよ!」と思いましたか?
安心してください。
内向型フリーランスにオススメの仕事を5つ紹介します。
一番自分に合いそうな仕事はどれかな?と考えながら、読んでみてください。
Webライター
まずは、Webライターがオススメです。
Webライターは未経験でも始めやすく、フリーランス1年目の時の職業では一番多かったというアンケートもあります。

出典:フリーランス1年目のときの平均年収は◯◯万円!フリーランス初年度の収入事情を調査
クライアントとの連絡は必要ですが、チャットでできますし、基本はパソコンで文字を書く仕事です。
パソコンさえあれば特別なスキルはいらないので、始めやすいオススメの仕事と言えます。
Webデザイナー
ウェブサイトは今やどこの企業も持っているので、Webデザインの需要は高いです。
フリーランスでも、会社に勤めているWebデザイナーと変わらないくらい稼げます。

エンジニアとのやり取りは必要ですが、美的感覚が優れている人にはぜひオススメしたい仕事です。
ブロガー・アフィリエイター
極論、完全に一人で運営できるのがブログやアフィリエイトサイトです。
パソコンと自分の身一つあればできるので、こっそり始められます。
当たれば収入は青天井ですが、成果が出るまで時間がかかるのがネックです。
早くても半年は見ておいた方が良いですよ。
日本アフィリエイト協議会によると、2020年の月額アフィリエイト報酬のアンケートは以下の通りです。

出典:アフィリエイト市場調査2020を発表 ~月1万円以上の収入割合は過去最高13.3%~
多少収入が無くても大丈夫な期間がある人には、オススメな仕事です。
動画編集者
YouTubeの流行もあり、現在動画編集者は足りていない状況です。
そのため、技術を習得すればしっかり稼げます。
フリーランス白書2020によれば、フリーランスの中で映像制作系の仕事をしている人の割合は全体の4.4%と少ないです。
しかし、年収800万円以上の映像制作系フリーランスは、全体の約16%を占めます。
つまり、動画編集者として活躍することができれば、稼げる可能性が高いということです。

映像が好きで、ガッツリ稼ぎたいという人にオススメです。
プログラマー
プログラマーは専門性を必要とするため、特定分野に詳しくなりやすい内向型にピッタリです。
他の職種と比べると年収も高い傾向にあります。

出典:プロフェッショナルな働き方・フリーランス白書 2018
全くの未経験だと勉強する時間も必要ですが、しっかり取り組んでみたい!という人にはオススメできますよ。
内向型がフリーランスとして働いてよかったこと5つ

最後に、内向型フリーランスとして働いている私が良かったと感じたことを紹介します。
具体的なシチュエーションも交えて紹介しているので、イメージしながら読んでみてください。
一人で仕事ができる
まず、一人で仕事ができることがこんなに快適なんだ!と感じました。
会社だと、他の人の作業状況を気にしたり、連携を密に取らないといけなかったりします。
しかし、一人で仕事ができると周りを気にしなくていいですし、自分のペースで仕事を進めることが可能です。
頑張りたい時は頑張って、やる気がないときはリフレッシュできる。
これが非常に快適です。
一人で黙々と作業する方が好きという人は、ストレスなく取り組めますよ。
時間に縛られない
フリーランスは就業時間が決まっていないので、何時に作業を始めて何時に終わってもOKです。
会社だと出勤・退勤の時間が決まっていて、休憩時間も好きには取れないですよね。
朝に弱い人は、「明日も早く起きなきゃ…」と時間に追われているのではないでしょうか?
それがフリーランスだと、お昼に起きて夕方~夜まで作業することも可能です。
休憩も好きに取ってOKなのが、個人的に大きなメリットですね。
私は、2時間作業して1時間休憩して…を繰り返しています。
こんな働き方、会社ではまずありませんよね(笑)
ただ、集中力がなくなったのに作業を続けても、生産性は落ちるばかりです。
しかし、会社勤めだと決められている時間は働かなければいけません。
周りを気にすることなく、自分の生産性を上げるために時間を使えるのはいいところですね。
家で仕事ができる
パソコン1台あればできる仕事は、家で作業可能です。
そうすると、通勤時間を削減できるので、その分時間を他人より多く使えます。
通勤時間は、意外と見落としがちな部分です。
例えば、1日往復1時間の通勤時間だとしたら、1ヶ月で約30時間を通勤に使っていることになります。
30時間あったら何ができますか?
おそらくパッと思いつく大抵のことはできると思います。
この分の時間を仕事に充ててもよし、趣味の時間に使ってもよしなので、間違いなく幸福度は上がるはずです。
忘れ物という概念がないし、起きてすぐ仕事をして終わったらすぐ寝ることもできるので、理想の働き方の一つだと思います。

好きな仕事ができる
会社では上司から振られた仕事をこなさなくてはいけないですが、フリーランスはある程度自分で仕事を選べます。
業種・ジャンルなど、自分が専門的な分野を得意としていれば、その分野の仕事だけ受けることも可能です。
あなたも一度は、「なんでこの仕事やらなきゃいけないんだろう…」と思ったことはありませんか?
フリーランスはそれが少ないです。
自分にできないと思った仕事は受けなければOK。
できるものだけやっていけばいいんです。
私も、好きなライティングの仕事だけ受けています。
もちろん、駆け出しのころはある程度希望じゃない仕事もこなさなきゃいけないですが、徐々に力をつけていくと、最後には自分の好きな仕事しかないという状況になりますよ。

電話しなくていい
連絡手段はチャットが多いので、電話はほぼないです。
ごくたまに、ビデオ通話で打ち合わせがあるくらいですかね。
しかし、これもほとんどなく、私も今まで一度だけでした。
外部との関わりが苦手な内向型にとっては、電話がないのは良いところですよね。
着信音にビビることなく、仕事ができますよ!
まとめ:フリーランスは内向型の強みを生かせる最強の労働形態
内向型のあなたにはフリーランスという働き方が向いています。
その理由は、フリーランスだと内向型の強みが生かしやすいからです。
今会社員として働いていて、少なからず不満があるならば一歩踏み出してみませんか?
自分のペースで仕事ができたり、人間関係に悩まなくてよくなったりとメリットはたくさんあります。
あなたがイキイキと輝ける働き方、それがフリーランスです。