「仕事がツラい、もう会社に行きたくない」
「働かなくても生きていける方法はないかな?」
このような悩みを抱えているあなた。
世の中には働かなくても生きていける人は存在しますが、それはごく一部の恵まれた人です。
結論から言うと、普通の人は働き続けなければいけません。
ここで必要なのは発想の転換。
働かなくても生きていける人になるには生まれた環境や運に左右されますが、働き方を選び自由な人生を送ることは、だれもが実現可能です。
かくいうわたしも、本業とは別でこのようにWEBで記事を書いています。
理由は働き方を変え、自由な人生を送れるようにすること。
この記事は働かなくてもよい人とはどのような人か、会社で働く以外の選択をした人の特徴、会社以外で働いて生活する方法について解説します。
是非、これからの人生の参考にしてくださいね。
1.まったく働かなくても生きていける人とは?

世の中には、まったく働かなくても生きていける人がいます。
どのような人たちなのでしょう?
まったく働かなくても生きていける人は、以下の人たち。
- 資産形成して早期リタイアした人
- 生活の面倒を見てくれる人がいる
- ベーシックインカムが実現した国の人
1-1.資産形成して早期リタイアした人
40代なかばあたりで、1億円以上の資産を形成した人は働かなくても生きていけるでしょう。
仮に働かず50歳から90歳まで生きるとすれば、時間は40年間。
年間の支出が300万程度で生活すると、1億2,000万円で可能です。
2019年に野村総合研究所が発表した調査では、世帯の金融資産合計から負債を引いた「純金融資産保有額」で、5億円以上を超富裕層、1億円以上を富裕層と定義しました。
超富裕層と富裕層は全体のたった2.7%しかいません。(参照:野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計)
資産形成したこれらの富裕層は、仮に早期リタイアしてもその後の人生はまったく働かなくても生きていけるでしょう。
資産1億円以上の富裕層の職業をまとめると、主に以下のような人たちです。
- 上場企業オーナー
- 非上場企業オーナー
- 大地主、不動産オーナー
- 医療法人、開業医
圧倒的に「オーナー」と名のつく人が多いですね。
自ら努力して創業した人はもちろん含まれますが、代々家業を継いだ人たちが多いのも事実。
一部の恵まれた人たちだと言えるでしょう。
1-2.生活の面倒を見てくれる人がいる
親や配偶者など生活の面倒を見てくれる人がいれば、働かなくても生きていけます。
このような環境の人も、恵まれているといって良いでしょう。
納税や保険の支払いまでしてくれたら、もはや働くのはまったく不要。
ただしこの場合、生活の面倒を見てくれる人が亡くなれば成り立ちません。
その場合でも、財産など残していれば別ですが。
1-3.ベーシックインカムが実現した国の人
ベーシックインカムが実現した国の人は、働かなくても生きていけます。
ちなみにベーシックインカムの定義は、「すべての人に、個人単位で、資力調査(ミーンズテスト)や労働条件を課さずに、無条件で、定期的に給付されるお金のこと」です。(参考:「欧州のベーシックインカム実験と公的扶助改革」国立国会図書館調査及び立法考査局)
つまり政府が国民全員に、生活に必要なお金を一律で支給すること。
欧州ではフィンランドが2017年から2018年にかけてベーシックインカムに関する社会実験を行い、結果として国民アンケートで回答者の46%が「賛成」もしくは「部分的賛成」と回答しました。
ひょっとすると近い将来、ベーシックインカムを実現させる国が出てくるかもしれません。
しかし現実には、まだ採用している国はありません。
1-4.まったく働かなくて生きていくのは現実的に難しい
このようにまったく働かなくても生きていける人は確かに世の中に存在しますが、それはほんの一握りだとおわかりいただけたでしょう。
生まれた環境や運など、自助努力だけではかなわない要素ばかり。
残念ながら、まったく働かなくても生きていくのは現実的に難しいのです。
ここで発想を切り替えてみればいかがですか?
まったく働かないのは無理でも、楽に働く、ストレスなく自分のペースで働くのは努力次第で実現します。
つまり会社以外で働く方法を目指すのです。
2.会社で働かなくても生きていける人7つの特徴

会社で働かなくても生きていける人とは、フリーランスの人たちです。
ここで解説するのは「起業して一旗あげて大儲け」ではなく、「自分のペースで自由に仕事して収入はほどほどに」になります。
そんな人の特徴は以下7つ。
- 場所や時間にとらわれない
- 知識習得の意欲が高い
- 自己管理ができる
- お金の管理ができる
- コミュニケーション力が高い
- 営業力が高い
それぞれ解説しますね。
2-1.場所や時間にとらわれない
特に活動領域がWEB上の場合、仕事するのに場所や時間にとらわれません。
インターネット環境があれば、どこでも仕事ができるからです。
2021年フリーランス白書最新版によると、フリーランスが今の働き方を始めた理由より、2番目に多かったのが「働く場所/時間を自由にするため」。
全体の50.8%の人が回答しています。
働く場所や時間を自由に決めれるのは、フリーランスならでは。
しかし自由な時間に働ける代わりに、休日は関係有りません。
サラリーマンのように土日祝は休みという概念はなく、仕事の進行具合によっては土日祝関係なく仕事するのです。

2-2.知識習得の意欲が高い
会社を出て個人で働くということは、自分のスキル一本で生活するということ。
- スキルUP=くらしの向上
直結するので、スキルUPのための知識習得への意欲は高いものがあります。
必要であればお金も惜しみません。
自分への投資だと考えているからです。


2-3.自己管理ができる
フリーランスは、自己管理能力がマスト。
さぼっていても、だれにも注意されないからです。
人は自分に甘いもの。
気分が乗らないときやつかれているときなど、ついさぼりがちに。
そんなときでも仕事の成果を出すため、計画通り粛々と仕事を進めていきます。
自己管理できる人は、スケジュール管理も上手。
時間や分単位でスケジュールを管理し、仕事の進行がブレないように自分を管理するのです。

2-4.お金の管理ができる
お金の管理も、フリーランスには必須。
管理がルーズだと、ムダなお金が漏れる一方だからです。
お金を管理することで、以下のメリットがあります。
- 事業の売上と経費を分けて節税につなげる
- 課税売上高が1,000万以下なら消費税の納付が免除
- 青色申告し税金で損をしない
会社と違って、お金の管理もフリーランスはすべて自分で行わなければいけません。
収入確保のためには、このようなお金の管理も大切だと言えますね。
2-5.コミュニケーション力が高い
一人で働く人こそ問われるのが、コミュニケーション力。
ひとりだと関係ないように思われるかもしれませんが、仕事では対価をいただく顧客が必ず存在します。
顧客満足の実現が、報酬となるのです。
顧客満足実現には、相手の要望を理解するためのコミュニケーション力が欠かせません。


2-6.営業力が高い
単純に、営業力が高ければ仕事が取れるから。
フリーランスが直面する課題で圧倒的に多いのが「顧客の確保」で41.0%にのぼります。
そして顧客を獲得するための方法は、既存顧客からの紹介の次に「自分の営業活動・売り込み」が多く42.4%となっています。
この調査からわかるように、フリーランスにとって営業力は欠かせないもの。
しかし営業力といっても、顧客訪問だけではありません。
今ではSNSやブログなどさまざまな営業手法があるので、うまく活用することで営業力を高められるのです。
2-7.孤独に強い
会社を出て一人で働けば、確実に訪れるのが孤独。
孤独に打ち勝たないといけません。
チームで仕事していないので、他人との比較はついSNSなどになりがち。
他人の華々しい成果を、ときにはうらやましく思ってしまうものです。
しかし孤独に強い人は、他人と自分を切り離して冷静に見れます。
また会社ではチーム単位で成果に向けて仕事しますので、チーム力というレバレッジが利かせやすくなります。
1の力を10にするというやつですね。
一人の場合は、自分の能力の限界が報酬の限界に。
能力の限界を理解しながらも、自分ができることを孤独に淡々と進めていきます。

3.会社で働かなくても生きていける人になる方法3選

会社で働かなくても生きていける人になるためには、どうすれば良いでしょうか?
おすすめ方法3選は以下の通り。
- 個人のスキルを活かしてフリーランスとして収入を得る
- 投資や不労所得で生計を立てる
- 本業と副業各50%でバランスをとる
それぞれ解説しますね。
3-1.個人のスキルを活かしてフリーランスとして収入を得る
会社で働かなくても生きていく代表例が、フリーランスで収入を得て生活する方法。
フリーランス白書2018によると、日本には現在1,000万人ほどのフリーランス(専業、副業含む)がいると言われ、国内の労働人口の6分の1にあたるそうです。
経済規模はなんと20.1兆円。(参照:「フリーランス白書2018」)
そして今回のコロナで「働く」あり方が大きく変化しました。
コロナ不況で大打撃を受けた企業にとって、すべての社員の終身雇用が難しくなったのです。
会社が自分の将来を面倒見てくれなくなったと察知した人は、自分のスキルを高めて個人で稼ぐ方向に舵を切り始めました。
この記事を書くわたしもその一人。
言い換えればこの状況は、会社に縛られることなく自由な働き方を手に入れるチャンスだとも言えるのです。


3-2.投資や不労所得で生計を立てる
投資などの不労所得で生計を立てるのも、ひとつのやり方。
リスクは存在しますが、元手のある人はうまくすれば不労所得が得られます。
不労所得の主なものは以下の通り。
- 不動産投資(家賃収入)
- 株式の配当
- 投資信託の配当
- 債券(社債や国債など)の利息
- シェアリングビジネス
- アフィリエイトビジネス
なかでもブログなどのアフィリエイトビジネスは、投資資金も少なく始められますのでおすすめです。
意外なところでは、少額で小さな会社を買ってオーナーになる手もあります。
三戸政和氏は自著「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」で、起業はリスキーで、むしろ小さな会社を買うべきだと言ってます。
これまでの日本社会では、個人が中小企業を売買するという概念はあまりありませんでした。中略
しかし、近年のM&A市場拡大の流れで、中小企業の売買が当たり前の時代になってきました。今後は、サラリーマンのあなたが社長になることも、より一般的なことになっていくでしょう。
引用:「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」三戸政和:著(2018)㈱講談社
コロナ不況や後継者不足が、この流れに拍車をかけるかもしれませんね。

3-3.本業と副業各50%でバランスをとる
フリーランスになる前の準備段階として、本業と副業でバランスをとる働き方です。
フリーランス白書2021によると、フリーランスは独立系と副業系に分類されます。
副業系にあてはまるのが、このパターン。
会社を出て自由に働くとはいえ、まだ十分稼げるスキルがないのに独立系フリーランスになるのはリスキーです。
副業系フリーランスとしてスキルを高めながら、タイミングを見極め独立系に転向することをおすすめします。
作家とサラリーマンの二束のわらじを経験した楠木新氏は、自著で以下のように述べています。
組織に属さず主体性を持って生きる術というのは、すべて自分の力量でやることと同義語である。それ自体はことさら難しいことではなくても、そのための学びや経験がない、もしくは乏しい状態でいきなり会社の外に飛び出すことは、教習所に通ったことのない人間が、一般公道をドライブするようなものだ。
引用:「会社に使われる人会社を使う人」楠木新:著(2019)㈱KADOKAWA
会社を飛び出したい気持ちは私も同じだったのでよくわかりますが、ある程度稼げる力を持つまではこのスタイルがおすすめですね。
4.会社で働かなくても生きていける人が実践している3つのこと

会社で働かなくても生きていける人は、普段どのようなことを意識しているのでしょう?
意識して実践しているのは以下の3つ。
- 固定費を下げるように努力している
- 見栄を捨てる
- 勉強するのに終わりはないと考えている
それぞれ解説していきますね。
4-1.固定費を下げるように努力している
フリーランスで働くとなれば、生活にかかる固定費は下げるのが鉄則。
収入が常に安定するとは限らないので、稼ぎが減ったとき少しでもお金が手元に残るようにする必要があるからです。
固定費を下げられる項目は以下のもの。
- 光熱費(電気、ガス、水道)
- 通信費(スマホ、インターネットの料金)
- 保険(生命保険、各種保険)
- 車(自動車保険、ガソリン代、駐車場代、税金)
- その他毎月支払いが確定しているサービスの見直し
今はさまざまなサービスがあり、固定費を下げるには絶好の環境。
自分の生活を見直し、「これって本当に必要?」と疑ってみてください。
4-2.見栄を捨てる
ムダな見栄は不要。
見栄を捨てるだけで、生活は随分と楽になるはずです。
- 「高級車が欲しい」
- 「有名ブランドのカバンが欲しい」
- 「オシャレで高価な服を着たい」
- 「外食では高価なものが食べたい」
自由に生きることと比べて、どちらが大事ですか?
会社で働かなくても生きていける人は、どちらが優先か理解しているのです。

4-3.勉強するのに終わりはないと考えている
会社を出て一人で稼ぐ人は、学びに終わりはないことを理解しています。
スキルは自分の生活に直結すると、身をもって経験しているから。
フリーランスでなくても、人生100年時代では学びなおしは避けられません。
経済産業省のアンケートでも、次のキャリアを見据えた学びなおしの開始は30代以前が望ましいと56.2%が答えています。
また年代が上がるにつれて、早く学びなおすべきだったと考えている割合が増えています。
出典:「新・社会人基礎力(仮称)アンケート調査結果」経済産業省
これからの時代は、勉強に終わりはないという意識がないと、充実した人生が送れなくなるのです。

5.自由に働いて生きていける人になったら見えてくる3つの未来

会社や組織に縛られず自由に働けるようになれば、素晴らしい未来が待っています。
以下3つの未来を見ていきましょう。
- 嫌な上司がいないからストレスがない
- 自分で判断するので納得感がある
- 周りと比べず自分のペースで進めていける
5-1.嫌な上司がいないからストレスがない
会社を出て一人で働くと、当然嫌な上司はそこにいません。
最高ですよね!
人のすべての悩みは、対人関係だと言われるくらい。
実際わたしも嫌な上司がいなければ、会社に行くのがどれほどラクかといつも考えていました。(まだ会社に勤めていますが。)
会社を出て一人で働くのはストレスのない、素晴らしい未来が待っているのですね。

5-2.自分で判断するので納得感がある
一人で仕事をすると自分ですべて判断しますので、仮に失敗しても納得できます。
失敗して改善を重ね、成果をだすためのPDCAを回していくのです。
会社だとそうはいきません。
例え自分は違うと思っても、経営者や上司の判断に従わなければいけません。
納得しないまま、仕事をするのはツラいですよね?
一人で仕事をするとすべて自分の責任になりますが、その分納得感がありストレスに感じないのです。

5-3.周りと比べず自分のペースで進めていける
フリーランスは孤独だと言いました。
しかし孤独を味方にすると、周囲と比べず自分のペースで仕事ができます。
学校や会社だと、常に評価されます。
この場合の評価は相対評価、つまり他人と比べた評価になります。
長年そんな環境だと良い評価されたいと思い、他人と自分を比べてしまうクセがついてしまいがちです。
一人で働くなら、評価をするのは自分。
したがって、自分で納得できればすべてOKなのです。

まとめ|働かなくても生きていける人とは自由を求めている人
ここまで働かなくても生きていける人について解説してきました。
残念ながらまったく働かなくても生きていける人は、ごく一部の恵まれた人でしたね。
しかし楽に、自由に、楽しく働くことはだれでもできます。
楽しく自由に働ける人の特徴は以下の7つでした。
- 場所や時間にとらわれない
- 知識習得の意欲が高い
- 自己管理ができる
- お金の管理ができる
- コミュニケーション力が高い
- 営業力が高い
発想を変えて、あなたも自由で楽しい働き方を目指してみてはいかがですか?
明日からでも始められますよ。
