「30代になったけど人生つまらない」
「このまま虚しい人生が続くのかな?」
このように悩んでいませんか?
30代になると、自分の可能性に限界を感じてしまいがちです。
しかし、自分を変えるには、30代は最適な年齢だと言えます。
なぜなら、30代はこれまでの経験から、自分の強みや弱みを理解しているから。
「どうすれば上手くいき」「どうすれば上手くいかないか」を心得ているので、マインドを変えることにより、今後の人生を変えられるのです。
この記事では、30代で人生が虚しいと感じる時の対処法を解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
1.30代で人生が虚しいと感じた時の5つの対処法

30代になり、人生が虚しいと感じてしまったら、以下5つの対処法を実践してみてください。
- 新しいことにチャレンジしてみる
- 理想とのギャップを埋める努力を開始する
- 好きなことを仕事にする
- 仕事に全力で打ち込んでみる
- 強制的に環境を変えてみる
それぞれ掘り下げて、見ていきましょう。
1-1.新しいことにチャレンジしてみる
1つめの対処法は、新しいことにチャレンジすること。
新しいことへのチャレンジは、気持ちを前向きにさせる効果があるからです。
しかし、新しいことにチャレンジする時、人は以下のように考えてしまいます。
- 面倒に感じる
- 変化するのが怖い
- 失敗したくない
このように思ってしまう時こそ、マインドを切り替えるのです。
- 「完璧でなくていいからやってみよう」
- 「自分が納得できればOKとしよう」
- 「不安は成功の前触れかもしれない」
新しいことにチャレンジするなら、以下がおすすめです。
- 一人旅
- 語学習得
- プログラミング
- ボランティア
- ブログ
- 朝活
マインドが切り替わり一歩踏み出した時点で、虚しい気持ちは消えているはずです。


1-2.理想とのギャップを埋める努力を開始する
2つめの対処法は、理想とギャップを埋める努力を始めること。
人生において、理想と現実の乖離を感じた時、人は虚しくなってしまいます。
大方の人は、理想とのギャップを埋めようとせず、あきらめて妥協しながら生きていくのです。
ここで思考を変え、理想と現実のギャップを埋めるための努力を始めてみてはいかがでしょうか?
例えば、理想が年収1,000万円稼ぐ場合。
- 1,000万円稼ぐためには今の職場で可能か?
- どんなスキルが必要か?
- どんなポジションにつかなければいけないのか?
- どうすればそのポジションにつけるのか?
理想というゴールから逆算して、「そこに到達するにはどうすれば良いか」を明確にして、ひたすら進んでいくのです。
たとえ理想まで到達できなくても、理想と現実のギャップを埋めるために日々考えて取り組むことは、あなたの人生を確実に良い方向へ導くはずです。

1-3.好きなことを仕事にする
3つめの対処法は、好きなことを仕事にすること。
虚しい気持ちなど、そこには存在しないでしょう。
好きなことを仕事にして成功する人は、以下のような人です。
- やりたいことが明確な人
- 「好き」のレベル(熱量)が高い人(多い人)
- 好きなことを行動につなげられる人
反対に、好きなことを仕事にできない人は、以下のような人。
- 仕事のモチベーションがお金だけの人
- 人から指示された方が楽だと思っている人
好きなことを仕事にするためには、以下のステップで取り組みます。
- 目標を定め勉強する
- 好きなことを情報発信する
- 好きなことでお金を稼いでみる
好きなことを仕事にすれば毎日が充実し、虚しい気持ちにはなりません。


1-4.仕事に全力で打ち込んでみる
4つめの対処法は、仕事に全力で打ち込むこと。
なぜなら、30代は仕事に全力で打ち込める環境にあるからです。
20代はまだ経験もスキルも低く、会社から投資してもらっている期間。
しかし、30代は会社に利益を還元させられるかどうかの価値が問われる年代なのです。
2009年にキリンビールが国内シェア奪還した時、実現に貢献した田村潤氏。
同氏は著書「負けグセ社員たちを戦う集団に変えるたった1つの方法」で、以下のように述べています。
「家に帰ってはいけない」わたしが営業マンたちを全員集めてこう述べたのは、1997年5月のことでした。「みんなは、念頭に訪問の目標数を部長と合意したはずだ。『お得意さまを〇件回る。』と自分で言った以上、目標数に達していなかったら、家に帰ってはいけないんだ」
引用:「負けグセ社員を戦う集団に変えるたった1つの方法」田村潤:著(2018)㈱PHP研究所
ワークライフバランスが叫ばれている昨今では、このように言えばマユをひそめられる傾向です。
しかし、人生では仕事にガムシャラに打ち込まなければいけない時があるもの。
それが30代なのです。

1-5.強制的に環境を変えてみる
5つめの対処法は、強制的に環境を変えてみること。
今の環境で虚しい気持ちが消えないのなら、環境を変えるしかありません。
仕事に虚しさを感じているなら、転職するのもアリでしょう。
- 収入をあげたい
- 少しでも良い条件で働きたい
上記のようなことも、前向きに仕事に取り組むための立派な理由になります。
総務省が行った調査からも、より良い条件で仕事をしたい人は、2009年以降増加しています。

環境を強制的に変えてみることで、虚しい気持ちが消えて、より良い条件を欲する気持ちが芽生えてくるかもしれません。


2.30代で人生が虚しいと考えてしまう3つの理由

なぜ30代で、人生が虚しいと考えてしまうのでしょう。
理由は以下の3つです。
- 信頼できるパートナーがいなくて孤立しているから
- 楽しいことが終わったと感じたから
- この先出世のチャンスがないと悟ったから
それぞれについて、見ていきましょう。
2-1.信頼できるパートナーがいなくて孤立しているから
30代で人生に張りを持たせるのが、パートナーの存在。
もしパートナーがいなければ、「だれかのために頑張る」気持ちが湧いてきません。
頼れるのは自分だけとなり、結果として孤立してしまうのです。
婚姻状況別での社会的孤立者の出現率を見ても、未婚ほど高くなっているのがわかります。

出典:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社「社会的孤立の実態・要因等に関する調査分析等研究事業」
なにもパートナーは夫婦だけに限りません。
恋人、友人、仕事仲間など、いるといないとでは、大きくモチベーションが変わってくるのです。

2-2.楽しいことが終わったと感じたから
まだ30代なのに、楽しいことが終わったと勘違いしている人は、20代の思い出を引きずったままです。
- 時間に縛られず自由だった学生時代
- ひんぱんに行った合コン
- 若手同士での会社の飲み会
これからの長い人生で、幸せを感じる瞬間はまだたくさんあることに気づいていないのかもしれません。
30代は、長い人生ではまだ前半戦。
虚しいと思うには、早すぎる年代なのです。

2-3.この先出世のチャンスがないと悟ったから
30代で出世のチャンスがないと悟れば、人生が虚しく感じるのもうなずけます。
オンライン学習プラットフォームを展開している、ユームテクノロジージャパンが行った調査を見てください。

出典:PRTIMES「(社員の学習事項)に関する大企業人事の意識調査」
81.2%の人事担当者が、出世する社員には共通点があると回答しています。
つまり、出世する人には共通する資質が、最初から備わっているのです。
出世するチャンスがないと悟り、人生を虚しく感じてしまう人は、会社とは出世しない人の方が多い事実を、忘れてしまっているのでしょう。
- スペシャリストを目指す
- 自分の仕事に誇りを持つ
- 役職で能力を判断しない
出世ができないことで、人生が虚しいと感じる30代の人は、上記の視点が持てないのでしょうね。

3.人生が虚しいと感じやすい人の3つの特徴

人生が虚しいと感じやすい人には、どのような特徴が見られるのでしょうか?
以下3つの特徴を、掘り下げて見ていきましょう。
- 感受性が強く落ち込みやすい人
- 承認欲求が強い人
- 他人と比べてしまう人
3-1.感受性が強く落ち込みやすい人
人生が虚しいと感じやすいのは、感受性が強く落ち込みやすい人。
心理的敏感さに関する論文を見ても、心理的敏感さが高い人ほど、心理的適応感が下がっていくのがわかります。

出典:平野真理:著「心理的敏感さに対するレジリエンスの緩衝効果の検討」
つまり感受性が強くて落ち込みやすい人ほど、人生におけるさまざまなことにアジャストしにくいと言えるのです。


3-2.承認欲求が強い人
承認欲求とは、他人に自分を認めてもらいたい欲求で、本来だれもが持つもの。
しかし、承認欲求が強くなれば、他人への期待や依存が増え、結果として他人依存の人生から抜け出せなくなるのです。
人生の基軸が他人になるので、生きていて虚しいと感じてしまうのでしょう。
承認欲求が強い人には、以下の特徴が見られます。
- 自慢話する
- 見栄を張る
- ステータスを気にする
- 突発的に行動しがち
- 上から目線
承認欲求はクセもので、捨て去ることは難しいのです。

3-3.他人と比べてしまう人
他人と比べて自分への劣等感を抱くため、人生を虚しいと感じてしまいます。
先程の承認欲求と、似た感情だと言えますね。
他人と比べてしまう人には、以下の心理が働いています。
- 自分に自信がない
- だれかに褒めてもらいたい
- 周りからの評価を気にしてしまう
- 自分より下の人を見つけて安心したい
常に他人の目を気にする自分が、虚しいと感じてしまうのでしょうね。

4.人生が虚しいと感じた時にやってはいけない3つのこと

最後に、人生が虚しいからといって、やってはいけない3つのことを見ていきます。
- やけになって何もかも投げ出す
- 刹那的なもので気をまぎらわす
- 他人にあたる
4-1.やけになって何もかも投げ出す
「もうイヤだ」と思い、何もかも投げ出してしまいたい時が、人にはあるでしょう。
- 仕事で頑張ったのに思うような成果が出なかった
- 恋人に裏切られた
- 人間関係がうまくいかない
気持ちは分かりますが、何もかも投げ出すのはいけません。
やけになって何もかも投げ出したい時は、以下のことを意識してください。
- イヤなことから逃げるのもアリ
- 自分は決して一人ではない
- 苦しい時こそ成長するチャンス
無理に頑張ろうとせず、まずは自分を大切にするように心がけてみてください。
4-2.刹那的なもので気をまぎらわす
weblio辞書によると、刹那的とは「後先考えず、今この瞬間だけを充実させて生きようとするさま」と書かれています。
人生が虚しいと感じても、以下のような行為はNGです。
- 過度な飲酒
- ギャンブル依存
- 薬物の使用
- 過食
- 拒食
一瞬は気がまぎれるかもしれませんが、またすぐ虚しい気持ちに逆戻りし、虚しい気持ちは次第に大きく膨らんでいきます。
上記は依存症も伴うので、絶対にやってはいけません。
4-3.他人にあたる
人生が虚しいと感じても、人にあたってはいけません。
何も悪くないのに、敵意を向けられれば、だれでもイヤな気持ちになります。
他人にあたる人には、以下の特徴があります。
- 冷静にものごとを考えられない
- 自分の意見を曲げない
- 理論武装しがち
- 人のせいにしやすい
他人に対してそのような行為に及びそうになった時は、一呼吸おいて、冷静になるようにつとめてください。
まずは自分の感情を、うまくコントロールできるまで待つのです。
そうすれば、他人にあたることもなくなるでしょう。
まとめ|30代で人生が虚しいと感じたら自分を変える勇気を持とう
以上、30代で人生が虚しいと感じた時の対処法について、解説しました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 新しいことにチャレンジする
- 理想とのギャップを埋める努力を始める
- 好きなことを仕事にしてみる
- 仕事に全力で打ち込む
- 強制的に環境を変える
- 信頼できるパートナーがいなくて孤立しているから
- 楽しいことが終わったと感じたから
- この先出世のチャンスがないと悟ったから
- 感受性が強く落ち込みやすい人
- 承認欲求が強い人
- 他人と比べてしまう人
- やけになって何もかも投げ出す
- 刹那的なもので気をまぎらわす
- 他人にあたる
30代で人生が虚しいと感じても、まだ人生は変えられます。
そのためには、勇気を出して自分を変えてみること。
きっと、より良い未来が待っているでしょう。
