「本当にしたいことができないんだよな…」
そんな悩みを持っていませんか?
学生の人や会社員の人、誰でも持つ可能性のある悩みですよね。
エン・ジャパン株式会社が行った研究では、半分近くの人がチャレンジしたいことがあったにもかかわらず、諦めた経験があると言っています。
出典:女性300名に聞く「仕事でのチャレンジ」意識調査 ―『エンウィメンズワーク』ユーザーアンケート―
では、どうすれば自分が本当にしたいことができるようになるのでしょうか?
一歩踏み出すには「理由を知り、行動すること」が大事です。
この記事では、あなたが本当にしたいことができない理由と、その対処法を解説します。
しっかり理由を知って適切に行動すれば、明日から本当にしたいことができるようになりますよ!
本当にしたいことができないままでいいですか?
人生は一度きりです。
本当にしたいことができないままでいいですか?
本当にしたいことを我慢して生きていったら、最後にきっと後悔してしまうでしょう。
あるアンケートでは、男女ともに9割ほどの人は、人生で後悔していることがあると答えています。
出典:人生後悔ばかり…後悔すること27選&後悔だらけを脱却する15の習慣
また、成長することが人生の満足度につながるという研究もあるんです。
人は失敗経験よりも成長経験に対して積極的な自伝的推論を行い,その出来事を現在の自己と結びつけて意味づけている。またこうした傾向が,自尊感情,人生満足度,アイデンティティの確立につながるのである。
引用元:成功経験と失敗経験に対する自伝的推論とアイデンティティ発達,適応との関連
後悔のある人生を歩まないためにも、一つずつ実践していき、本当にしたいことをできるようにしていきましょう!

あなたが本当にしたいことができない理由4つ
なぜ本当にしたいことができないのか。
まずは、理由をしっかり把握することが大切です。
4つ紹介していくので、自分に当てはまっているか確認しながら読み進めてみてください。
周りの目を気にしている
「周りからどう思われるだろう?」
そんなことばかり気にしていませんか?
周りの目を気にしすぎてしまうと、やりたいことがあってもなかなか口に出せないことも多いですよね。
ニュースサイトしらべぇのアンケートでは、他人の目が気になると答えている人は6割近くいました。

出典:他人の目を気にしながら生きている人が多数も… 年齢とともに開き直る傾向に
自分の本当にしたいことが周りに理解されないこともよくあると思うので、周りの目を気にしすぎるのは良くないですね。


失敗することを前提で考えている
「どうせ失敗するから…」というネガティブ思考も、一歩踏み出せない原因になっていることが多いです。
また、ネガティブ思考は人を遠ざけてしまいます。
例えば、「どうせ失敗するからやめよう」という人より「うまくいくかもね!やってみよう!」と言ってくれる人の方が、一緒にいたいなと思いますよね?
ネガティブ思考の人は、失敗したら嫌だと一歩踏み出せないことも多いです。
あるアンケートでは、男女ともに6割ほどの人が自分のことをネガティブだと思っているようです。
出典:ネガティブな人の特徴&心理!ネガティブな性格から抜け出す9つの方法
ネガティブ思考を少しずつ変えていくだけでも、本当にしたいことに近づいていけますよ。

一人だけでやろうとしている
全て一人で何とかしなきゃいけないと思っていませんか?
一人でやれることには限界があります。
あなたの本当にやりたいことが一人ではどうにもならないことなら、協力を仰ぐことも重要です。
「これをやりたいけど一人じゃできないからやめよーっと」となる前に、周りに協力を仰いでみましょう。

本当はやりたくない
案外このパターンも多いです。
周りの目を気にして、なんとなく立派なことを言おうとしていませんか?
それは本当にやりたいことではないので、時間がない、お金がないなど何かしら理由をつけて実行に移しません。
今一度、それは自分が本当にやりたいことなのかを考えて見ると良いでしょう。


本当にしたいことができるようになる方法を3ステップで解説
それでは最後に、実際に本当にしたいことができるようになる方法を解説していきます。
これは順番が大事なので、一つずつ進めていきましょう。
人生の主役は自分だということを認識する
まずは、人生の主役は自分だということを認識しましょう。
先ほどのアンケートで「人の目が気になる」と「ネガティブ思考だと思う」という人が、どちらも6割ほどいました。
本当に自分がやりたいことをするには、この考えを変えなければなりません。
その第一段階として、人生の主役は自分だということを認識しましょう。
鈴木 真奈美さんの著書で、まさにこのテーマに合致したものがあり、背中を押してくれる内容になっています。
どうしてもイメージが湧かないという人は読んでみてください。
「誰もがその人の人生においては、主役であり、どんなに今が普通でも(たとえどん底でも)、豊かで幸せな未来は、いくらでも切り拓いていける」ということ。何かが起きても、軸を自分に戻し、早めに軌道修正すれば、新たな扉が開いていくのです。
引用元:鈴木 真奈美(2017)『人生の「主役」はあなたです』PHP研究所

人生の目標に向けて本当にしたいことを書きだす
主役は自分だと認識できたら、人生の目標に向けて本当にしたいことを書き出してみましょう。
「本当にしたいこと」は、最終的に人生の目標を達成するための手段です。
まず人生の目標を決め、それを達成するための行動を書き出していきましょう。
少しめんどくさいなと思うかもしれませんが、目標が定まるとパフォーマンスが高くなるという研究もあるので、目標に向けた行動が大事なんですよ。
例えば、目標の困難度(Goal Difficulty)の次元については、課題逐行のための充分な能力と、目標に対する受容(Goal Acceptance)とが存在すれば、困難な目標に対して努力をす るために、その結果としてパフォーマンスが高くなり(Locke,E.1970)、目標とパフォーマンスとの間には、直線的関係が存在する(Locke,E.1968)と言われる。
引用元:目標達成行動の研究 : 目標設定様式と結果のフィードバックが認知に与える効果を中心にして



行動する
人生の目標のための行動が書き出せたら、あとは行動あるのみです。
とはいえ、いきなり規模の大きなものから手を付けるとやり切れず途中でリタイアしてしまうので、規模の小さい一人でできそうなものから行動していきましょう。
そこで小さな成功体験を積み重ねていくと自信も付きますし、そのころには周りからも信頼されていますよ。
そうすれば、一人ではできないようなことも協力してもらえる土台ができています。
人生の目標に向かって、行動していきましょう!


おまけ:高らかに宣言はしない方がよい
「周りに宣言すれば、嘘も付けないし達成できそう!」と思うかもしれませんが、実は周りに高らかに宣言するのはあまりよくありません。
「宣言効果」というものがあり、周りに宣言するとそこで満足してしまい、本来の目的が達成しにくくなってしまうんです。
その宣言効果を使った実験の概要がこちらです。
・達成したい目標を周りに宣言したAチーム
・達成したい目標を誰にも話さなかったBチーム
両チームに45分の時間を与え、目標達成に向けて行動してもらうと…
Aチーム→平均33分で作業をやめ「目標に一歩近づいた!」という回答が多かった。
Bチーム→全員が45分間作業をやめず「目標達成にはまだ時間がかかりそう」と回答した。
参考:When Intentions Go Public-Does Social Reality Widen the Intention-Behavior Gap?-
この実験から、目標を誰かに伝えただけで、ゴールに一歩近づいた感覚になってしまうということが分かります。
そのため、一人で達成したいことはおおやけに宣言せず、誰かに協力してほしいときにはしっかり目標を伝えるのが良いですよ。

まとめ:本当にしたいことができない状況はあなたの手で変えられる
本当にしたいことができないのは、「本当にやろうとしていない」からです。
あなたの人生の主役はあなたしかいません。
行動に移し、自分の未来を変えていくことができるのもあなだけです。
理由を知り、適切に行動していけば、本当にしたいことができる未来が待っています。
この記事で紹介したことを参考に、勇気をもって一歩踏み出してみましょう!